https://amd.c.yimg.jp/amd/20190630-00000006-sasahi-000-1-view.jpg
リバプール(イングランド)を2018-19シーズンUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇へと導いたユルゲン・クロップ監督、マンチェスター・シティをイングランド・プレミアリーグ2連覇へと導いたジョゼップ・グアルディオラ監督を筆頭に「世界的名将」と呼ばれる指導者は世界に数多くいる。
04-05シーズン以来のCLタイトルを獲得したリバプールに象徴される通り、ラファエル・ベニテス、クロップという優秀な指導者がいる時のチームの実績は頭抜けている。「サッカーの戦績は監督の力によるところが大きい」と日本屈指の戦術家で知られる松本山雅の反町康治監督も語っていたが、どういう人物がトップに立つかどうかでクラブの命運は大きく左右されると言っても過言ではない。
Jリーグを見ても、93年のJ発足から一度も2部落ちしていない鹿島アントラーズと横浜F・マリノスは「ダメ監督」と断罪されるような指揮官はほぼいない。とりわけ、鹿島は代々の監督たちがある程度の結果を残している。近年も、2015年途中にトニーニョ・セレーゾを解任せざるを得ない苦境に陥ったが、後任となった石井正忠が巻き返しを図ってタイトルを獲得。その石井も2017年途中にクビを切られる状況となったが、後を引き継いだ大岩剛監督もチームをアジア王者へと導いている。今季に関しては小笠原満男という長・・・
続きを読む >>