ロッベン、Jリーグ移籍の可能性は?新天地は家族との生活を考慮「中国と中東には行かない」
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日曜日、元オランダ代表のMFアリエン・ロッベンが声明を出し、今シーズンいっぱいでバイエルン・ミュンヘンを退団すると発表した。34歳のウインガーとドイツ王者の現行契約は2019年6月末まで。延長交渉は行なわれず、そのままフリートランスファーとなるようだ。
2009年夏に鳴り物りでバイエルンに入団。この9年間で掴んだタイトルは合計13個で、ブンデスリーガが7度、DFBポカール(ドイツカップ)が4度、そしてチャンピオンズ・リーグとクラブワールドカップがそれぞれ一度ずつと輝かしい。今シーズンはここまで膝の怪我などでベンチ外となるケースがあるものの、公式戦14試合に出場して5得点・2アシストとしっかり存在を示している。
来夏以降の身の振り方はまったくの未定としており、現役続行か引退かも明確にはされていない。そこで、母国オランダのスポーツラジオ局『NOS Langs de Lijn』がロッベン本人を直撃し、その胸中に迫った。
なにを置いても、バイエルンを離れるという決断そのものが痛みを伴ったという。
「本当に難しい選択だったよ。僕のキャリアのなかで一番だったといっても過言ではない。いろんな出来事が走馬灯のように蘇ってね。でももう決めたことさ。残る時間を大切に過ごしたいと思う。先のことかい? 正直に言うよ。プレーを続けるか、引退するか、あらゆるオプションがある。それが事実なんだ」
現役を続ける条件として挙げたのは、“家族の同意”だ。「もし現役を続けるなら100パーセントの確信がなければやらない。ベストを尽くせるか、楽しくやれるかも大事だ」と話したうえで、「それは家族も同じ。妻と子どもたちも楽しめる生活じゃなくちゃいけない。家族はいつもひとつだからね」と説明した。
これはドイツやオランダをはじめとした西欧諸国ではなく、アメリカやアジアという地での新たな生活を意味しているのか。インタビュアーが兼ねてから噂されている中国スーパーリーグからの誘いについて問うと、ロッベンはあっさりとこれを否定した。
「まだなにも決めてはいないけれども、中国あるいは中東のクラブでプレーするというオプションは存在しない。とにかくいまはオープンに物事を考えているよ。いくつかのオファーがあるのは確かだ。よく吟味して、ゆっくり決めたい。といってもあまり時間はないんだけどね」
つづく
12/4(火) 5:08 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181204-00010000-sdigestw-socc
となると、気になるのがJリーグへの参戦だ。中国と中東は選択肢にないと断言したが、アジア全域を指したわけではない。実際に今春にはJ1の某クラブがロッベン・サイドと接触を図り、かなり良いところまで交渉が進んでいたとの情報もある。オランダの名手のなかで「日本行き」の選択肢は消えていないのかもしれない。
アメリカのスポーツサイト『Bleacher Report』はロッベンのバイエルン退団と新天地について特集を組み、そのなかでJリーグ参戦は現実味のある話だと言及している。
「ロッベンが来シーズンどこでプレーするのかは不透明で、どこを希望しているのかさえ判然としていない。いまだプレーの力強さは健在で、MLS(メジャーリーグサッカー)や日本で現役を続けるのではないか。とりわけ日本は、ここ最近だけでもアンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、ダビド・ビジャが選択しているリーグで、(ロッベンにとっても)ホットな目的地と言えよう。しかし一方で、彼の長きに渡る怪我の歴史を考慮するならば、どうだろうか。ブーツをかける(引退する)選択が賢明なのかもしれない」
稀代のアタッカーはどんな最終決定を下すのだろうか。まだまだ十八番の豪快なカットインに衰えは微塵も感じられない。ぜひともJリーグでその妙技を拝みたいものだが、はたして──。
Source: カルチョまとめブログ