トーレス師匠「日本の選手たちは技術に自信を持ってプレーするが…」
- By : Matome00000
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謙虚なストライカーがついに動く。残留の救世主となったフェルナンドトーレスが来季は積極的にチームづくりに関与する意欲を明かした。7月に途中加入して3得点をマーク。攻守に献身的なプレーを見せた今季は「シーズン中だったので、チームの戦い方や目指すものに早く適応しなければいけなかった」と我慢を重ねたが、来季はクラブの飛躍のために意見を惜しまずに出していく。
「鳥栖にはたくさん改善しないといけないことがある。社長やスタッフとのミーティングを通じ、どうすればトップのチームになれるか相談したい」
具体的に挙げた課題は、二つ。一つは後半の戦い方だ。鳥栖に限らずJリーグでは後半に攻守が目まぐるしく入れ替わる「オープンゲーム」になることが多い。この傾向を問題視した。
「日本の選手たちは技術に自信を持ってプレーするが、技術を信じすぎてチームの戦術を忘れがち。特に試合後半では攻撃をする人と守備をする人に分かれ、中盤に誰もいないことがある。戦術は守備だけでなく、得点のチャンスを増やす上で大切なんだ」
今夏、スペイン代表でともにプレーしたイニエスタ(神戸)と同じタイミングでJリーグに移籍。2人の世界的スタープレーヤーのJクラブ入りは大きな話題を呼んだ。試合での問題点について「イニエスタも私と同じように感じていたよ」と明かした。
さらに敗戦後も悔しさをあらわにしない希薄さにも「怒らないなんて理解しづらい」と首をかしげる。常に厳しい目を向けられる欧州でプレーし続けてきたベテランFWは野球人気が高い日本で本格的に初めてプレーし、Jリーガーの覚悟不足が目に映ったようだ。
「1試合負けたのが原因で、タイトルを取れなくなるかもしれない。たとえ1ポイントの勝ち点でも命綱と感じなければ選手として問題だ。時間がたてば、欧州のように周りからの重圧を感じなければいけない状況になる。そうすれば、Jリーグの選手はもっと強くなる」
イニエスタが在籍する神戸に、来季は元同国代表で2010年W杯得点王のビジャが加入する。「Jリーグにはこれからもっとうまい選手が日本に来て、年々厳しいリーグになる。神戸のようなチームと競り合いたいならば、鳥栖も早く準備を進めないと」と危機感を示した。ピッチの内外で世界基準の考えを鳥栖に注ぎ込む。 (末継智章)
2018年12月9日 6時0分西日本スポーツ
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15713027/
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Source: サカサカ10【サッカーまとめ速報】