森保監督「南野はモドリッチ」二宮清純「堂安は中田ヒデを思い出した」
- By : Kaskas55
- Category : 海外サッカー日本人選手
森保 そうですね。FIFAランキングで見ればウルグアイの方が上のチームですし、これまでの歴史や結果を見ても、彼らの方が上だと思います。ただ、我々も日本代表としてベスト16の壁を越え、ワールドカップでベスト8以上に行くことを目標としている中で、格上のチームに対してただチャレンジするのではなく、彼らと同じ目線で戦うことが必要です。その意味で選手が堂々とした戦いを見せてくれたことが何よりも良かったですね。勝つことはすごく大切だと思いますし、勝つことにこだわってやっていく中で勝てたことは良かったですけど、それ以上に選手が堂々とアグレッシブに戦ってくれたところが良かったと思います。
二宮 若い選手のプレーを見ていると、まったく気後れしていない感じですね。
森保 その言葉がピッタリかもしれません。気後れせずに戦ってくれたというところは、私の中で今後がすごく愉しみだなというふうに思いました。
二宮 南野拓実選手はウルグアイ戦でも2点取りましたが、彼の評価というのはいかがですか。
森保 現代サッカーにすごく合っている選手だと思いますね。攻撃が特徴の選手ですが、チームのためにハードワークできますし、守備に関わりながら得点も奪える。ポジションは違いますけど、タイプとしてはクロアチアのモドリッチに近いかもしれないですね。
二宮 それはすごい評価ですね。
森保 モドリッチは2018年のFIFA年間最優秀選手に輝きましたが、これまで賞を取ってきたメッシやクリスティアーノ・ロナウドと比べると、攻撃だけでなく、献身性を持ってチームのために戦える選手です。チームのためにハードワークしつつ、個としても高いレベルのプレーを見せる。モドリッチが今回、受賞したことは、現代サッカーにおけるスーパースター像がちょっと変わったような気がしています。
二宮 堂安律選手を見ていると、中田ヒデ(英寿)が出てきたときをちょっと思い出しました。代表デビュー戦だった韓国戦で、相手にぶつかっても倒れない。これは強いなと思ったんですけど、堂安選手も強いですよね。
森保 強いと思いますね。気持ちも強いです。彼らは志を持って海外に出て、そこで成功したいというハングリーな気持ちを持っています。それが代表での戦いにも表れていたと思います。海外の当たりの強さに負けず、その中でどうやってプレーするのかというところを身に付けて、それを代表でも見せてくれているのかなと思います。
二宮 中島翔哉選手は何かやってくれそうな雰囲気を持っていますよね。あそこにボールが行くと何か起こるんじゃないか。そういう楽しみがあります。
森保 本当にそうですね。攻撃のアイデアをすごく持っている選手だと思いますし、相手に囲まれていても、それをあまりプレッシャーに感じていないようなところがあります。
二宮 プレッシャーを楽しんでいるような感じですよね。
森保 楽しんでいるという言葉がピッタリですね。
二宮 サッカー小僧みたいな感じですよね。シュートも上手い。
森保 貪欲にまずは自分がゴールを奪う。得点に絡むということを一番に考えている選手だと思います。得点を奪うための上手さを持っている選手ですね。
1/1(火) 12:00配信 全文
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190101-14164574-gekisaka-socc
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Source: 海外サッカー日本人選手速報 WORLD SAMURAI