ロティーナ監督「(日本は)とても平穏だよ。本当に安全で、失業者はおらず、その社会はじつに敬意を重んじる」
- By : Kaskas55
- Category : 海外サッカー日本人選手
オサスナ、エスパニョール、レアル・ソシエダ、デポルティボ、ビジャレアルなどスペインの数々の名門チームを率いたロティーナ監督は、カタールのアル・シャハニアSCを指揮していた2016年に東京ヴェルディからのオファーを受け入れた。
スペイン『ムンド・デポルティボ』とのインタビューに応じた同監督は、日本行きを選択した理由を、次のように説明している。
「私はカタールにいたんだが、あそこで仕事を続ける可能性もあった。しかし、あそこにはフットボールへの情熱がなかったんだよ。スタジアムに観客はおらず、それは私にとって好ましいことではなかった。(カタールの人々は)リーガやプレミアこそ追っているが、ローカルのフットボールはそこまでではないんだ」
「日本は違うね。彼らは自分たちのフットボールにとても熱を入れているし、加えて私はあの国のことを知りたいと思っていた。オファーが届いたとき、迷うことはなかったよ」
また日本に到着した直後、道で自分の存在に気づかれることはあったかと問われると、こう返した。
「いいや、わずかだったね。今はそうだが、しかし自分のことに気づいても何も言ってこない。ここのファンは敬意を重んじるんだ」
その一方で、日本とスペインのフットボール文化の違いについても見解を述べている。
「(違いは)たくさんあるね。あそこ(日本)のメディアには意見が存在しない。そして観客は自分たち、そしてライバルたちの努力を認めてくれる。アウェーで勝利しても、観客は認めてくれるし、拍手を浴びせてくれるんだ。結果はもちろん重要だが、しかしここ(スペイン)ほどではない。すべてが大きく異なるんだよ」
日本での生活には、ポジティブな驚きを感じたようだ。
「(日本は)とても平穏だよ。本当に安全で、失業者はおらず、その社会はじつに敬意を重んじる。例を挙げるとすれば、地下鉄では誰も携帯電話で話さない。そうすることができないというわけではなく、他人を不快にさせないためにそうしないんだ。小さなことではあるが、注目に値するよ」
ロティーナ監督はまた、東京ヴェルディで過ごした2シーズン、そしてJ1参入プレーオフを感慨深く振り返っている。
「とても特別な2年間だった。最後のシーズンは1部昇格まであとわずかというところまで行ったし、プレーオフはファンにとって感動的だったね。私たちはとても特別なプレーオフを戦った。昇格するにはアウェーで3試合に勝つ必要があった。引き分けはホームチームにだけ価値があったが、それでも昇格に近づいたよ。昇格できなかったのは悲しいことだ」
ロティーナ監督は来季よりセレッソ大阪の監督としてJ1に参加することになる。同指揮官は次チームでの目標について、「アジア・チャンピオンズリーグ出場権を手にするために戦うことだ」と語っている。
1/12(土) 23:57配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190112-00010040-goal-socc
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Source: 海外サッカー日本人選手速報 WORLD SAMURAI