- 1 名前:Egg ★:2019/01/21(月) 12:26:17.85 ID:GWPsH9in9.net
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日本がアジアカップのグループリーグ突破を果たした。トルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンを相手に3戦全勝という結果を、フィリップ・トルシエはどう見ているのだろうか。ハノイ郊外にいるトルシエに話を聞いた。
――試合は見ましたか?
「ああ、見た」
――今日もこの前のオマーン戦に続き、練習試合の様相を……。
「いや、先発したメンバーを考慮する限りそうとはいえない。森保監督はほぼすべての選手を入れ替えた。そこを考えたとき、ウズベキスタン戦はクオリティの高い試合だった。ディシプリンに溢れた本気の戦いだったしパッションもあった。チームは自信に溢れてもいた。
ここまでプレーしていなかった選手たちが、強い連帯意識とディシプリン、一体感を持って戦った。ボール保持して自分たちから仕掛けるという哲学のもとに、テクニカルなプレーを実践してとても興味深かった。スタメン出場の機会がなかった選手たちが挙げた素晴らしい勝利だ。日本はこの勝利でグループを首位で通過し、なおかつターンオーバーもうまく成し遂げたわけだ」
“偉大な日本”はまだ見せてない!?
「日本のグループリーグを総括すれば、監督のマネジメントが際立ち、リーグ戦をうまく戦いきった。すべての選手が戦いに参加して3連勝。第2次ラウンドに向けて入念な準備ができたリーグ戦だった。
ただ、日本はまだ真の姿を見せてはいない。
つまり対戦相手は“偉大な日本”を目にすることはなかった。
彼らが対戦したのはしっかりと準備をした本気の日本ではあったが、それは同時にラボで試行錯誤中の日本でもあった。試合に向けてキッチリと準備はしたが、日本はすべての力を発揮する必要はなかったからだ」
――そうかも知れません。
日本はターンオーバーを成功させた。
「相手は日本の本当の姿を知らないまま敗れた。
戦略面でもチームの価値という点でも日本は持てる力の50%しか発揮せず、それでもリーグ突破には十分だった。3連勝でさらなる自信を得たのは間違いない。
全員がプレーすることでグループへの意識も高まった。大迫と東口の怪我の具合は心配だが、他に不安要素はほとんどない。
今日のウズベキスタン戦は戦略的な試合だった。ターンオーバーを行いながら、グループリーグ1位突破のため同時に勝利も目指す。主力選手の疲労回復が主眼の戦略を実践しながら、勝利を得たことで起用した選手たちにも大きな自信を与えた」
――その通りですが、選手たちのパフォーマンスにバラつきがあったのも事実です。例えば北川をどう見ましたか。少し消極的ではありませんでしたか?
「そうだが、青山はとても良かった。塩谷もそう。ふたりとも素晴らしかった。武藤も興味深い。リスクを冒すしシュートもうまい。乾も……いずれにしろ日本の選手は50%のプレーだった。まだまだ余裕があると感じた」
本当の姿を隠しながら勝ち上がった日本。
「つまり日本にとって、グループリーグはさほど重要ではなかったと言える。
ここから日本を判断するのは難しい。日本は試合をうまくコントロールして望み通りの結果を得たが、コレクティブなシステムの働きだけで得られた勝利でもあるからだ。
選手は個々に最大限のパフォーマンスを発揮する必要がなかった。
日本は本当の姿を隠し続けながら勝ち上がった、ということだ。
それが私の分析だ。見るべき個の力の爆発はなく、コレクティブな力で3連勝を果たした。優れた組織と優れたディシプリン、連帯意識。選手の自信も感じられた。気持ちが解放された彼らは、素晴らしい時間をともに過ごしているように見受けられた。冷静に試合をコントロールしてもいた」
「サウジアラビアは強敵である」
――試合後に森保監督は「フィジカルコンデションは上がっている。チーム全体の総合力で勝ちえた勝利だった」と述べました。
「まったくその通りで、私がいままさに述べたことだ」
――本当の戦いが始まるラウンド16の相手はサウジアラビアです。
「サウジアラビアは強敵だ。難敵と言ってもいい。
もちろん日本には優勝する力があるが、サウジ戦こそは日本はその真の力を示すべき最初の試合だ。
万端の準備は出来た。自信も得られた。チームもひとつになっている。
しかもまだ本当の力を見せていない――これからが大会の後半戦、日本のチャレンジが始まる」
1/21(月) 11:31配信 ナンバー全文
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190121-00833239-number-socc&p=1引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1548041177
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Source: フットボール速報