“メッシvsマラドーナ”論争に伝説の名将ファーガソン氏が言及「マラドーナがトップにいたのは数年だけ」
- By : Kaskas55
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バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと並び、現代のサッカー界で最高の選手の一人と称される。母国アルゼンチンでも英雄ディエゴ・マラドーナとたびたび比較されるが、マンチェスター・ユナイテッドを27年間にわたって指揮を執った伝説の名将、アレックス・ファーガソン氏は「メッシのほうがマラドーナよりも上」と述べている。
英メディア「GIVE ME SPORT」が伝えた。
今週、ファーガソン氏も親しい仲だった著名なサッカーライター、ヒュー・マキルバニー氏が亡くなった。マキルバニー氏は生前、“メッシvsマラドーナ”論争において、マラドーナを支持していたという。英紙「ザ・タイムズ」のジョナサン・ノースクロフト氏は、マキルバニー氏が、かつてリバプールなどでプレーした“メッシ支持派”のグレアム・スーネス氏と熱い議論を交わしていたことを、ファーガソン氏に明かした。
「『サンデー・タイムズ』のランチ会で、ヒューとグレアム・スーネスが、リオネル・メッシとディエゴ・マラドーナのどちらがすごいかについて、激しい議論をしたんだ。スーネスは腹を立てながら『いいか、私はマラドーナと5回対戦したことがあるんだ。絶対にメッシだ』と言うと、ヒューは『君が誰と戦ったなんてどうでもいい。絶対にディエゴだ』と怒鳴り返したんだよ」
それを聞いたファーガソン氏は、「マラドーナがキャリアのなかで、本当のトップにいたのは数年間だけだ」と述べ、約10年間にわたりC・ロナウドとともにトップに君臨してきたメッシのほうが偉大との見解を示し、「これに関しては、スーネスに賛成だな」と、メッシに一票を投じたという。
しかし、もしマキルバニー氏が生きていたら「なんと言われるか、想像できる」とし、「顔が隠れるほどの煙をふかしながら、新しい葉巻に火をつけて、あの素敵なしゃがれた声で『お前は自分の言っていることを、全くもって分かっていない!』と、言うだろうね」と故人を偲んだ。
■“マラドーナ派”が主張する1986年W杯で見せた輝き
確かに、トップレベルでプレーし続けた“期間”で見れば、ファーガソン氏の言うとおりメッシの方がすごいのかもしれない。だが、マラドーナ支持派も、黙っていないだろう。1986年にアルゼンチン代表の10番として、メキシコでワールドカップ(W杯)を掲げたことを、彼らのヒーローが史上最高である理由に挙げられるからだ。
長きにわたって活躍し続けたメッシにとっても、おそらく2022年のカタール大会がW杯を手にする最後のチャンスになるだろう。メッシが偉大なる先人に並び、ファーガソン氏をはじめとするメッシ派を勢いづかせることができるか。天国のマキルバニー氏も、その結末を見守っているに違いない。
1/30(水) 14:20配信 フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190130-00166694-soccermzw-socc
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Source: 海外サッカー日本人選手速報 WORLD SAMURAI