乾貴士、森保監督に助言できなかった事を後悔「2トップで相手の3バックを見ていたんで、それだと絶対にハマらない。2失点目が入る前に言っておけばよかった」
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ベンチスタートとなった乾貴士は前半、相手のカウンターの起点となっていたDFラインへのプレッシャーのかけ方に問題があると気づいていた。
「2トップで相手の3バックを見ちゃっていたんで、それだと絶対にハマらない。(原口)元気と(堂安)律がサイドのウイングにつくんじゃなく、センターバックを牽制するような動きでフォワードを助ける必要があった」
最終ラインから中盤、あるいは前線に長い縦パスを通され、カウンターから前半だけであっさり2点を許した日本。どちらもボールの出どころをきっちり抑えていれば、防げたかもしれない失点だった。だからこそ、それが分かっていながら伝えられなかったことを、乾は悔やんでいた。
「見ていて分かっていたんですけど…。なかなか外から指示も出せなかったので…。まあ、でもやっぱり言うべきでした。2失点目が入る前に言っておけばよかったという後悔はありますし、ベンチメンバー含め、そういうところが甘かったかなと」
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=53748
表彰式の最中、指揮官とかわした乾の言葉「自分たちのせい」
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?265411-265411-fl
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]
アジアカップ決勝の試合後、喜びに沸くカタール代表の表彰式が行われている脇で、日本代表MF乾貴士(アラベス)と森保一監督が身振り手振りを交えながら話し込む姿があった。ベンチから戦況を見守っていた2人はそろって「自分のせい」と敗責を背負い合っていたという。
「2トップで3バックを見ちゃっていたので、それだと絶対にハマらない」。ベンチに座る背番号10の目からも、序盤のミスマッチは明白だった。3枚でポゼッションするカタールに対し、日本はFW大迫勇也とMF南野拓実の2枚で対応。空いた場所からアンカーにパスを通され、自由に攻撃を展開された。
一方、乾の頭の中には解決策もあった。「(原口)元気と(堂安)律がウイングバックにつくんじゃなくて、センターバックを警戒して、FWを助けてあげないと」。それは両サイドハーフの原口と堂安が3バックの両脇をケアするという案。そうすることにより、南野がアンカーへのパスを制限できるという考え方だ。
ところがそんなプランとは裏腹に、日本は前半27分までに2失点。ピッチ内の修正はその後ようやく行われた。「なかなか外から指示も出せなかった。でも、もっと言うべきやったかなというか、2失点目が入る前に言うべきやった。ベンチメンバーも甘かった」(乾)。2点のビハインドは最後まで重くのしかかった。
大会期間中、指揮官と対話する姿が目立った乾。「スペインに行って監督との距離を縮めていいと感じたし、森保さんもウェルカムな人。コミュニケーションが取りやすかったし、自分だけのためじゃなくチームのための話をした」。表彰式の最中にも、普段どおりに思いをぶつけていたという。
「プレッシャーのかけ方ですね。前半のああいうところで、ベンチメンバーが俺も含めて『あのプレッシャーのかけ方じゃダメ』ってことを気付いていたのに言わなかったのは自分たちのせいって言いましたし、監督は逆に同じことを『自分のせいだ』と言っていました」。
そうした反省を踏まえた乾は、この教訓を受け継いでいく構えだ。「今後同じことがあればどっちもできることなので、こういった経験ができたのはお互いにとって良かったんじゃないかなと思うし、こういうふうにして成長していけるんじゃないかと思う」。悔しさは押し殺しつつ、あくまでも前向きに語った。
今大会では決勝を含めてわずか3試合出場。「自分自身は全く貢献できなかった。追加招集で呼んでもらって、10番をつけさせてもらって、不甲斐ない結果で大会を終えてしまった。優勝すれば問題なかったけど、優勝できなかったのですごく責任を感じている」。選手としての不甲斐なさを率直に語る。
その立場には葛藤もあった。「悔しい思いはあったし、なんで自分やないんやろという思いも何度かした。交代も早く出せよという思いはあった。批判とかじゃなくて、前の選手は当たり前だと思うし、それは森保さんにも話していた」。そんな複雑な心境は今後の糧にしていくつもりだ。
「これからスペインに帰って新しいチーム(アラベス)に行くけど、もっとレベルアップしてポジション争いできるように、ここに戻ってこられるように頑張っていこうと思う」。追加招集でチャンスを勝ち取り、プロ入り初のタイトルを目前で逃した30歳は、再び次の日の丸を目指す。
Source: カルチョまとめブログ