アジアの渡り鳥・伊藤壇(43)、現役最後の地は「グアム」に!「平成とともに現役を終えたい」
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2017年5月に東ティモールから帰国後、所属先が決まらずに苦しんだ。今年1月には台湾チームとの契約間近に白紙となり、伊藤は「年齢にも需要がなくなってきた」と明かす。心が折れかけても、「もう1か国やるまで辞めないと言ってきた」。知人のつながりで関係者を紹介してもらい、アジア予選に出場するグアムを最終拠点に決めた。
「アジアの渡り鳥」の異名を持つ伊藤は、1998年にJFLの仙台でキャリアをスタート。01年に日本を飛び出し、「初めに掲げたのが10か国は海外にしがみつく。ただ、16か国でプレーしたドイツ人がいると聞いて、超えたいと思った」。気づけば日本を除き、区切りのいい20リーグ目となり、これまでのキャリアをギネスブックにも申請する予定だ。
ある国ではゴール前に牛が寝ていたり、逆サイドの芝をヤギが食べていたりしたこともあった。「初めはこんな所でサッカーなんかできるか、なんて思っていた」と伊藤は笑うが、そんな環境でもまれたことで精神的にタフになった。「最後はヘロヘロになってゴールではなく、“まだ行けるんじゃないか”と思わせるくらいで終わりたい」。19年に及ぶ長旅は、いよいよ終わりが近づいた。(清藤 駿太)
◆伊藤 壇(いとう・だん)1975年11月3日、札幌市生まれ。登別大谷高から仙台大に進学後、98年にJFLブランメル仙台(現J1仙台)入り。戦力外となり一時帰郷したが、01年のシンガポールクラブ入団から20の国と地域を渡り歩き、「アジアの渡り鳥」の異名を持つ。ポジションはMF。174センチ、71キロ。右利き。
2/21(木) 13:31配信 スポーツ報知
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Source: カルチョまとめブログ