香川真司チャント、トルコでこだまする!劇的AT弾に現地サポ大興奮「キングありがとう」他、サンチョら元同僚が祝福

こだまする『シンジ・カガワ』のチャント。香川真司の“再生”は始まった。心も信頼も掴むAT劇的弾
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190311-00010001-footballc-socc
香川2019第25節ゴール02.jpg

トルコ・スュペルリグ第25節、ベシクタシュはMF香川真司がアディショナルタイムに決勝ゴールを決めてコンヤスポルに3-2で勝利した。負傷の影響で75分からの途中出場となった香川だが、短い時間の中で結果を出した。チーム加入以降、これで3ゴール1アシスト。ファンの心もチームの信頼も確実なものとした。(取材・文:本田千尋)
●「100パーセントの状態ではなかった」ものの

 “再生”が始まっている。3月10日、淡いピンク色の夕暮れが優しく包むボルポラス海峡、そのほとりに佇むボーダフォン・アリーナーー。 

 辺りはすっかり漆黒の闇に覆われた、後半のアディショナルタイムのことだった。左サイドの高い位置で、アドリアーノとの連動でボールを奪った香川真司。

「良い形でアドリ(アドリアーノ)がボールを奪って、前を見た瞬間、最初、中にもね、ブラク(イルマズ)がいたのでパスも考えましたけど、ドリブルした瞬間に、いい視野に入れた」

 視界が開けた。ペナルティエリア内に突き進むと、ためらわず左足を振り抜く。ボールは敵のGKセルカン・キリンティリの股の下を射抜いて、サイドネットを揺らした。諦めかけた歓喜が爆発するアリーナ。湧き踊るアドレナリン。背番号23は、悠然とコーナーフラッグに向かって走った。 

 スュペル・リグ第25節、対コンヤスポル戦。香川真司に出場機会が巡ってきたのは75分のことだ。先制点を決めたアデム・リャイッチに代わり、トップ下で出場。背番号23は「100パーセントの状態ではなかった」という。

「正直、怪我をしていたので、ちょっとやはり100パーセントの状態ではなかった。なので、ちょうどこのぐらいの時間かなあっていうのは予測していました」

●「チームに与える影響も含めて大きい」

 すると直後、中盤からのロングボール一発で、モリケ・フォファナに右サイドを抜け出され、ベシクタシュは失点してしまう。ここ数試合の不安定な守備は相変わらず。手にしたはずの勝利が逃げて行こうとする、嫌な流れを目の当たりにした。だが、香川は、「チャンス」が来ると信じ続けた。自分の役割は「チームを勝たせること」。そう考えている。このまま試合をドローで終わらせていいわけがなかった。

「(香川投入時のスコアは)2-1だったので、入ってすぐに追い付かれたっていうのは、非常に難しいシチュエーションでしたけど、15分あったので、必ずチャンスはあるだろうな、と。それが最後に来ましたけど、それを信じ切れたことは非常に良かったと思います」

 信じた末に、最後の最後に訪れた「チャンス」。確実にモノにした香川は、「1つ非常に大きな自信に繋がる」と言う。

「(個で打開しようとしてゴールを)取り切るか取り切らないかっていうのは非常に大きくて、それを取り切ったっていうことは非常に、結果としても形としても、チームに与える影響も含めて、大きいのかなあと思います」

 ベシクタシュに期限付き移籍で加入して以来、定位置を確保し切れていない香川にとって、このコンヤスポル戦での“AT劇的弾”は、シェノル・ギネシュ監督、チームメイトたちから確固たる信頼を掴むために、大きなインパクトを残したに違いない。

●「代表戦まであと1試合しっかりとやり切って」

 そして何より、今季のボルシア・ドルトムントで出場機会を失った背番号23が輝きを取り戻すためには、毎試合のように結果を残していく必要はあるだろう。そういった意味では、フェネルバフチェとのダービーを除けば途中出場が続く中、5試合で3ゴール1アシストの結果を残してきたことで、“再生”は始まっていると言えるのではないか。

 香川によれば、コンディションは「さらに上がっていく」という。

「後半戦、1月下旬に加入して、チームが固まっている部分もあるので、多少なりの時間は必要ですし、ただそれにしっかりと結果が付いてきているっていうのは非常に大きいので、それは別に焦る必要はないですし。最終的に4月、5月が、僕自身の今の感じではピークに持っていくことができる感じはするので。3月、代表戦まであと1試合しっかりとやり切って、そこからさらに上がっていくんじゃないかな、と思います」

 試合が終わると香川は、ピッチを後にしながら、ゴール裏に向かって手を叩いた。

 『シンジ・カガワ』のチャントが広がり、漆黒の闇の中で光り輝くアリーナにこだまする。 

 コンヤスポル戦での“AT劇的弾”は、改めてファンの心も掴んだようだ。

(取材・文:本田千尋)

ベジクタシュ香川真司、“劇的決勝弾”にファン興奮 「サムライが救った」「偉大すぎる」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190311-00175364-soccermzw-socc

負傷明けの香川が途中出場、決勝ゴールにファンも賛辞 「キング」「ありがとう」
 MF香川真司が所属するベジクタシュは現地時間10日、リーグ第25節でコンヤスポルと対戦し、3-2と勝利した。鼠径部を負傷して前節欠場の香川は後半30分から途中出場したなか、後半アディショナルタイムに決勝ゴールを叩き込んだ。クラブ公式ツイッターがゴールを速報すると、返信欄にはファンからの興奮コメントが相次いでいる。

 試合は前半14分、FWアデム・リャイッチのゴールでベジクタシュが先制。同19分、FWオメル・アリ・シャヒネルに被弾して追いつかれるも、同33分に相手ペナルティーエリア前で獲得したFKをFWブラク・ユルマズが沈め、ベジクタシュが2-1とリードした。 香川は後半30分から途中出場したなか、直後に相手FWモリケ・フォファナに同点ゴールを奪われ、2-2と振り出しに戻る。

 しかし後半アディショナルタイムに日本人MFが魅せた。敵陣でDFアドリアーノがボールをカットすると、こぼれ球を拾った香川がドリブルでペナルティーエリアに侵入。小刻みなタッチをしながら左足を振り抜き、強烈な一撃をゴール右隅に突き刺す。香川が決勝ゴールを挙げ、ベジクタシュが本拠地で3-2と勝利した。

 クラブ公式ツイッターは「GOOOOOOOOOOOOOOOOOL SHINJI KAGAWA」と記して、香川の写真とともに決勝ゴールを速報。すると返信欄には海外ファンから300近いコメントが殺到した。

「神が祝福」
「ARIGATO」
「俺たちのヒーロー」
「キャプテン翼」
「君は偉大すぎる」
「キング、ありがとう」
「サムライが救った」
「イェェェース」
「カガワ、来季移籍しないで」
「カガワがいなければ勝てなかった」

 チームに勝利をもたらした日本人アタッカーの働きをファンも称え、賛辞が増え続けている。怪我からの復帰戦で1ゴール、それも本拠地での決勝弾という最高の形で結果を残し、ファンに大きなインパクトを与えたようだ。

【ベシクタシュJK】香川真司part14 【黒い鷲】
http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/football/1552234218/

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Source: カルチョまとめブログ

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