鎌田大地、躍動し決定機創出など勝利に貢献!トゥドール監督は絶賛「ダイチが10人いるのが全ての監督の願い」
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セリエA第34節が27日に行われ、ラツィオとヴェローナが対戦した。
ここまでセリエAでは16勝4分13敗の成績で、勝ち点「52」を積み上げて7位につけているラツィオ。現在はイゴール・トゥドール新監督の下でセリエAでは2連勝を飾っている。一方で、23日に行われたコッパ・イタリア準決勝セカンドレグではユヴェントスを2-1で下したものの、2戦合計スコアで2-3と敗れ、コッパ・イタリアでは準決勝敗退が決定。残るコンペティションはセリエAのみとなり、残る5試合では来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位以内を目指して戦う。
現在は5位のローマと勝ち点が「6」離れているなか、今節はホームにヴェローナを迎える。7勝10分16敗の成績、勝ち点「31」の獲得で現在は15位と残留争いに巻き込まれているヴェローナとの一戦に向け、ラツィオ所属の鎌田大地は先発出場。前記のコッパ・イタリアはふくらはぎの違和感で欠場していたものの、セリエAでは5試合連続のスタメンに名を連ね、マテオ・ゲンドゥージと中盤でコンビを形成した。
試合は序盤からラツィオが主導権を握り、ボールを保持しながら前で出るシーンを作る。18分にはペナルティエリア左のスペースへ飛び出した鎌田がコーナーキックを獲得すると、ルイス・アルベルトのキックがファーサイドへ流れ、グスタフ・イサクセンが左足で狙う。先制のチャンスだったが、ここはGKロレンツォ・モンティポが立ちはだかった。
その後もラツィオの時間が続いたものの、35分にはヴェローナにチャンスが到来する。背後からのロングフィードに対してラツィオのGKクリストス・マンダスが飛び出したものの、タイアニ・ノスリンが競り勝つと、落としたボールにカロル・シフィデルスキが反応。左足で狙ったが、シュートはジャストミートせずに枠を外れた。
このまま前半はスコアレスで終了。後半に入ると立ち上がりの47分、左サイドへ流れたバレンティン・カステジャーノスのスルーパスから、ボックス左へ飛び出した鎌田が中央への折り返しを狙ったものの、ここは相手の寄せに阻まれて通らない。だが、このプレーで左コーナーキックを獲得すると、ショートの位置で受けたフェリペ・アンデルソンがカットインから右足一閃。強烈なミドルシュートはクロスバーに嫌われた。
圧倒的にボールを握りながらもなかなか先制点を奪えないラツィオは60分、ペドロ、そして足首のケガにより離脱が続いていたマッティア・ザッカーニをピッチへ送り出す。猛攻を続けるラツィオは63分、ロングフィード1本で抜け出したL・アルベルトがループシュートを狙うも、枠の外へ。66分には敵陣左サイドで相手のスローインをインターセプトした鎌田が中央へ折り返し、最後はペドロがダイレクトで合わせたものの、ここもゴールの右へ外れる。69分はゲンドゥージのアーリークロスからカステジャーノスが左足を振るも、GKモンティポに弾き出される。
ラツィオは決定機の数を増やしながら仕留めきれなかったが、72分には負傷から戻ってきたウインガーが遂にスコアを動かす。ピッチ中央付近で鎌田がボールを奪ったところから、ザッカーニが引き取ってドリブルを開始。左を走っていたL・アルベルトとのパス交換からボックス左のスペースまで走り込むと、左足でニアサイドを射抜いた。
終盤にはラツィオがセットプレーでピンチを迎えたものの、GKマンダスの好セーブでゴールを許さない。試合はこのままタイムアップ。ラツィオがコッパ・イタリア敗退のショックを払しょくし、セリエAで3連勝を飾った。鎌田はフル出場を果たし、いくつかのチャンスに絡むなどインパクト残している。敗れたヴェローナは3試合ぶりの黒星となった。
次節、ラツィオは5月4日に敵地でモンツァと、ヴェローナは5日にホームでフィオレンティーナと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ラツィオ 1-0 ヴェローナ
【得点者】
1-0 72分 マッティア・ザッカーニ(ラツィオ)
「ダイチが10人いるのが全ての監督の願い」縦横無尽に躍動した鎌田大地をラツィオ指揮官が大絶賛!「素晴らしい選手。頭の中にコンピューターが入っている」
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4月27日に開催されたセリエAの第34節で、鎌田大地が所属するラツィオはヴェローナと対戦。スコアレスで迎えた72分、鎌田が起点となったカウンターから、途中出場のマッティア・ザッカーニが決勝ゴールを叩き込み、1-0で勝利を飾っている。
ミッドウィークのユベントス戦(コッパ・イタリア準決勝・第2レグ)はふくらはぎの違和感で欠場した鎌田は、先発に復帰。3-4-2-1のダブルボランチの一角で縦横無尽に躍動する。
驚異的な運動量で何度も前線へ飛び出せば、66分にはボール奪取から完璧なお膳立て。ペドロ・ロドリゲスのシュートミスで、アシストをつかなかったものの、ビッグチャンスを創出してみせた。
イゴール・トゥドール監督も大絶賛だ。現地メディア『ALFREDO PEDULLA』によれば、試合後のインタビューで、鎌田についてこうコメンとしている。
「我々は何もしていない。彼はおそらく(マウリツィオ・サッリ)前監督のサッカーに向いていなかったんだ。私にとっては、素晴らしい選手であり、様々な役割をカバーできる」
クロアチア人指揮官は「彼は非常に強いメンタルを持っていて、ディフェンスの前でプレーすることも、もう少し攻撃的にプレーすることもでる。決して諦めず、頭の中にコンピューターが入っている」と賛辞を続けている。
「おそらく、心理的な観点からいえば、チームにダイチが10人いるのは、全ての監督にとっての願いだろう」
これ以上ない褒め言葉と言えるのではないだろうか。
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Source: カルチョまとめブログ