バルセロナ、元独代表監督フリック氏と来季監督の基本合意か 2年契約とスペイン紙報じる
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バルセロナの来季の監督人事が、大きく揺れ動いている。シャビ監督は今年1月のビリャレアル戦で惨敗した後、成績不振を理由に今季限りでの退任の意思を表明した。しかしその後、チーム状態が大きく改善されたことで、4月末にラポルタ会長とともに記者会見を開き、前言撤回し契約の残る来季の続投を発表した。
しかし、16日に行われたアルメリア戦前日の記者会見で再び状況が一転。シャビ監督は「サポーターは我々がスペイン国内でレアル・マドリード、そして欧州のトップクラスの競争相手と戦うのに、特に経済面が非常に困難な状況にあることを理解しなければならない。我々は今、監督がやって来て“あの選手やこの選手が欲しい”と言っていた25年前とはまったく異なる経済状況にある。今は当時と同じ状況ではないんだ」と、強豪と渡り合うのが困難であることを強く訴えた。
この発言を聞いたラポルタ会長は激怒。すぐにクラブ幹部らと会談を行い、シャビ監督の今季限りでの解任を決定した。これを受け、クラブのスポーツディレクターを務めるデコ氏は、シャビ監督の後任探しに即座に動き、22日に今季からクラブのスポーツ部門のスタッフになっている元ヴィッセル神戸のボージャン・クルキッチ氏とともにロンドンに飛び、フリック氏と会談。本人の了承を得て基本合意に達し、契約は2年間になる見込みだと同紙は伝えている。
クラブはこの後、シャビ監督およびコーチングスタッフの契約状況を解決しなければならなくなっている。現時点で、クラブから来年6月30日まで契約の残るシャビ監督には何も伝えられておらず、正式決定は今季最終戦となる26日のセビリア戦後に下されるという。
この決定は30日の取締役会で承認される必要があるものの、基本的にサプライズはないという。セビリア戦がシャビ監督にとって、バルセロナで指揮を執る最後の試合になる可能性が非常に高そうだ。(高橋智行通信員)
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Source: カルチョまとめブログ