アトレティコ、ソシエダDFル・ノルマン獲得に向け交渉中
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アトレティコ・マドリードが、スペイン代表DFロビン・ル・ノルマンの獲得を目指してレアル・ソシエダとの交渉をスタートさせた模様だ。スペインメディア『Relevo』が7日に報じている。
2023-24シーズンのラ・リーガを4位で終え、12シーズン連続でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保したアトレティコ・マドリード。だが、ディエゴ・シメオネ監督がシーズン頭から指揮を執ったシーズンはこれまで3位以下になったことはなく、躍進を遂げたジローナに“3強”の座を譲るなど、クラブとしては悔しさの残るシーズンとなった。
シメオネ監督が率いるチームの“代名詞”となっているのは組織的かつ強固な守備だが、近年はその守備力に陰りが見えている。2023-24シーズンのラ・リーガで喫した失点数は「43」だったが、これは最小失点のレアル・マドリードと比べると「17」も多い。失点数の少なさではレアル・マドリード、アスレティック・ビルバオ、レアル・ソシエダの後塵を拝したシーズンとなり、2024-25シーズンに向けて、今夏の移籍市場ではセンターフォワードと同時にセンターバックの補強を最優先事項として据えている。
9シーズンにもわたってアトレティコ・マドリードの最終ラインを支えてきたモンテネグロ代表DFステファン・サヴィッチは、今夏に現行契約を解除してクラブを離れる可能性が高いと報じられており、元スペイン代表DFマリオ・エルモソも契約満了によりクラブを離れる見込み。まずはセンターバックの頭数を揃える必要があるなか、シメオネ監督とクラブの取締役会双方の絶対的な“お気に入り”として名前が挙がっているのが、ル・ノルマンだという。
現在27歳のル・ノルマンはタイトな守備だけでなくビルドアップでの貢献度も高く、直近の数シーズンはラ・リーガ屈指のセンターバックとして名を馳せている存在。今季はレアル・ソシエダで公式戦43試合出場2得点を記録した。また、昨年6月にはスペイン代表デビューを飾ると、“ラ・ロハ”でも主力に定着。今夏行われるEURO2024の最終メンバーにも選出された。
アトレティコ・マドリードはル・ノルマン獲得に向けてレアル・ソシエダ側と交渉をスタートさせたという。ル・ノルマンの現行契約には5000万ユーロ(約85億円)の契約解除条項が付随しているものの、アトレティコ・マドリードは最大でも3000万ユーロ(約51億円)程度での獲得を目指しているとのこと。以前にはスペインメディア『マルカ』によって、2023-24シーズン後半戦にレアル・ソシエダへレンタル移籍していたスペイン人DFハビ・ガランを含めた交渉となることも予想されていたが、3000万ユーロ程度での獲得を実現させるために複数の可能性を探る見込み。ル・ノルマンが今夏にEURO2024の戦いを控えていることを考慮し、“短期決戦”で交渉をまとめ上げたいと考えているようだ。
なお、ル・ノルマンは自身を育ててくれたレアル・ソシエダへの愛着は強いものの、このタイミングで環境を変え、新たなチャレンジをすることには否定的ではない模様だ。レアル・ソシエダ側の首を縦に振らせることができれば、移籍が実現してもおかしくはなさそうだ。今後数週間のうちに、大きな進展があるかもしれない。
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Source: カルチョまとめブログ