早くも“20億円の男”だ。サッカーJ1FC東京のMF久保建英(17)が12日の磐田戦(味スタ)で今季リーグ戦初ゴールを決め、チームを1―0の勝利に導いた。芸術的なボレー弾で、FC東京の一員としてもリーグ初得点。首位を快走するチームの原動力となっている天才少年は6月の南米選手権(ブラジル)に向けてA代表招集が濃厚で、注目度も急上昇だ。欧州のビッグクラブによる争奪戦も熱を帯びてきそうで、あの“銀河系軍団”も驚きの動きをみせている。
久保は0―0で迎えた後半39分に左足で技ありボレーをゴールに突き刺し、値千金の決勝ゴール。チームを11戦無敗へと導いた。
J1では昨季期限付き移籍した横浜Mでゴールを決めているが、FC東京では初得点だ。「思ったより遅くなったけど、1点は1点なので素直に喜びたい。コンパクトな振りを意識していた」とまさに狙い通りの一撃でヒーローとなった。
ゴール後には、この日ゲストとして来場した人気お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の持ちネタ「TT兄弟」を意識したゴールパフォーマンスを披露した。「試合前に(チームの)広報の方から来ていると聞いていて(チョコプラから)『決めたらやってね』と言われた。これで広報の方の株が上がったんじゃないか(笑い)」とちゃめっ気たっぷりの一面ものぞかせ、3万人を超す大観衆をピッチ内外で魅了。「今日くらいは(自分を)許してもいいかな」と話すさまは、まさに“日本サッカー界の至宝”そ・・・
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