なでしこJ、藤野先制FK弾もスペインに1-2逆転負け…パリ五輪は黒星スタート 清水梨沙が負傷交代
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日本女子代表(なでしこジャパン)は25日、フランス・ナントで行われたパリオリンピック・グループリーグ初戦でスペイン女子代表と対戦し、1-2で敗戦。前半13分にMF藤野あおばがFKを直接沈めて先制するが、同22分に同点に追いつかれる。さらに後半21分にDF清水梨紗が負傷で交代。流れを失い、後半29分に逆転を許した。
日本は練習で別メニューが続いていたDF北川ひかるがメンバー外。左サイドを担っていた要が不在ということで、3バックではなく4バックを採用する。GKは山下杏也加、4バックは左SBに18歳古賀塔子を抜擢し、左から古賀、DF熊谷紗希、DF南萌華、清水。2ボランチはMF長谷川唯とMF長野風花。サイドハーフは左がMF清家貴子、右がMF宮澤ひなた。縦の2トップは藤野とFW田中美南が並んだ。
スペインは昨年の女子W杯を制したものの、同大会のグループリーグで日本は4-0と唯一土をつけた国。勝国と優勝国の対戦は、序盤から慎重に進んでいく。
前半11分、ドロップボールから日本がリスタート。南がすばやく最前線にボールを飛ばすと、藤野が反応。最終的に田中が倒されてFKを得た。キッカーは藤野。渾身の右足シュートは相手GKの手をはじき、ゴール右隅に先制点を決め切った。
だが、その後はスペインが得意のパスワークで日本のラインを押し下げていく。後半22分にはスルーパスで日本の最終ラインを抜けたMFアイタナ・ボンマティがGK山下をかわしながらシュートを決める。スペインとバルセロナで輝きを放つバロンドーラーが試合を振り出しに戻した。
スペインの勢いは増すなか、日本も冷静に守備網を敷き、ラインを上げていく。ピンチを切り抜けて前半は終了。1-1で後半に折り返した。
ハーフタイムで日本は交代カードを切る。清家を下げ、FW浜野まいかを投入。布陣も3-4-2-1に変え、3バックは古賀、熊谷、南。WBは左が宮澤、右が清水。2シャドーに藤野と浜野が並んだ。
守備時には5バック気味に戦い、日本は守備が安定。相手の攻撃を退きながら、カウンターを狙っていく。
拮抗状態が続いていたが、日本は後半21分にアクシデント。清水が右ひざを痛め、その場に座り込む。自らプレー続行不可能と判断し、担架で運ばれる。そのままDF高橋はなと交代した。同タイミングでスペインはFWジェニファー・エルモソを投入した。日本は最終ラインに左から南、熊谷、高橋を並べる。右WBは古賀を置いた。
後半29分、日本は痛恨の失点を喫する。FWマリオナ・カルデンティにサイドからPA内への突破を許し、ボンマティとのパス交換からシュートを打たれる。ゴール右に決められ、1-2と逆転された。
追いつきたい日本は後半35分に3人目の交代を敢行。田中を下げ、バックアップメンバーから昇格したFW千葉玲海菜が入った。
試合はそのまま終了し、日本は1-2でパリ五輪初戦は黒星となった。中2日の28日には第2節でブラジルと対戦する。
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Source: カルチョまとめブログ