(英プレミアリーグ、今季と来季の放映権料)
JリーグとDAZNが締結した10年間の放映権契約(2017~2026年)は今年、3年目に入りました。
放映権料の総額は約2100億円ですが、210億円が10年間支払われ続けるわけではありません。最初の3年間は160億円で、4年目以降は段階的に増加していく形になっています。
Jリーグは、来季以降、収入が増えていくことが見えている状況にあり、そのお金をどのように活用していくかが、今後の重要な経営テーマです。
当然、手にする資金は、Jリーグをより魅力的なコンテンツにするために投資されるべきもの。たとえば、欧州のリーグなどで活躍しているスター選手獲得への投資は、有効な使い道の1つではないでしょうか。
昨季、ヴィッセル神戸にアンドレス・イニエスタが、サガン鳥栖にフェルナンド・トーレスが加入しました。その結果、神戸の平均観客動員数(ホーム)は1万8272人(2017)から2万4779人(2018・イニエスタ加入後)へと36%増、鳥栖は1万4194人(2017)から1万7265人(2018・トーレス加入後)へと22%増を果たしました。
アウェーゲームでも、2017年の同カードとの比較で、ほぼ同等の増加率を記録。世界的なビッグネームの獲得が、観客動員数の増加に大きく貢献しました。
放映権料がもし頭打ちだとしたら? ・・・
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