【J2秋田】記者がJリーグに質問「多額の税金でスタジアムを建てて地域に何のメリットがあるのか?」
- By : Matome00000
- Category : サッカー情報まとめ
–何十億という多額の税金を使って、ひとつの競技のためだけに使えるスタジアムを建てるという住民の受け止めもあると思います。人口が減って建築費も上がっていくなかで、でも基準としてはこれだけのものを作ってくださいというお願いがあります。Jリーグとしては、地域にどのような還元ができると考えているでしょうか。(河北新報)
(にこやかな笑顔で)鋭いご質問なんですけど、(還元は)2つあると思っています。
ひとつはハード面で申し上げると、コストセンターというか、いまブラウブリッツさんが立てられているプランだと、ランニングもなかなか簡単じゃないと出てるんですけど、そこは場所によっても、スタジアムに備えられる機能も変わってくるのかなと思ってます。ほかの地域では、ランニングはけっこういろんな機能を組み合わせることで回っているスタジアムもあります。スタジアム自体に税金を投入して、それを垂れ流すような施設にはならないように、われわれとしても、いろんな事例を共有しながらサポートしないといけないかなと思います。
Jクラブが主要のテナントというか利用者にはなるんだと思うんですけど、と言ってもリーグ戦は年間20試合とか30試合とかなので、それ以外は地元の皆さんに使っていただく施設になるべきだと思ってます。そういうハード面でも必ずしも経済的に事業性としてマイナスばかりじゃないと思いますし、利用面でもいろんな方に使ってもらえる施設になるべきだと思ってます。
ただイニシャルを回収できるほど回るのかというと難しいところもあるとは思います。そこはクラブの価値みたいなところもあるのかなと思っていて、アウェイからお越しいただく方のスポーツツーリズムの観点もあるかもしれないですし、地元にプロチームがあって、戦いを繰り広げていることで、いろんな活性化の観点もあります。スポーツ庁さんのほうでもそういう社会的価値の可視化にも取り組んでいただいてます。われわれとしてもその価値を信じているので、マイナスな話ではないのかなと思ってます。
クラブがJリーグへの入会を決めるときには、ホームタウンの自治体の首長さんからも一緒にやっていくってことを表明していただくんですけど、たぶん価値を感じていただいて、秋田市さん、秋田県さんもJクラブを地元にっていうふうに動いてくださったと思います。そのあたりの価値は皆さん感じていただきながら進めてもらってるんじゃないかなとは思ってます。
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Source: サカサカ10【サッカーまとめ速報】