なでしこJ、延長前半にロドマン決勝弾を許し米国に惜敗…3大会ぶりのメダル獲得はならずパリ五輪はベスト8敗退
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パリ五輪の女子サッカー競技は現地時間8月3日に準々決勝が行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)はパリでアメリカ代表と対戦し、延長戦の末に0-1で敗れた。
五輪の女子サッカー競技は12チームが出場し、4チームずつに分かれた3組のそれぞれ2位以上と3位のうち上位2チームが準々決勝へと進出する。日本はC組を2位で通過し、B組首位通過のアメリカとの対戦になった。金メダル4回の強豪に日本は五輪の本大会で勝利したことがなく、歴史を変える戦いに挑んだ。
池田太監督は初戦のスペイン戦後に負傷で離れていたMF藤野あおばを右、WEリーグで22試合20得点のMF清家貴子を左のシャドーに配置。左ウイングバックにはナイジェリア戦で直接フリーキックを決めたDF北川ひかるを継続起用し、1トップにはFW田中美南を起用した。
序盤からアメリカが最終ラインでボールを保持しながら前進する姿勢に対し、日本は5-2-3のブロックを組んで待つ形になった。ボールポゼッションは明け渡す形になったものの、下がりすぎることなく対応。インターセプトからのカウンターを狙う姿勢を見せた。
日本は押し込まれてアメリカにシュートを打たれる場面こそあったものの失点せずに進め、前半35分には左サイドから清家が相手選手の間を通したパスをペナルティーエリア内の田中に通すと、中にカットインして右足シュート。これはGKの守備範囲に飛んだが、良い形の攻撃を見せた。ラスト10分ほどは日本の攻撃回数も増えたなか、0-0のまま前半を終えた。
日本はハーフタイムの交代で清家に代えFW浜野まいかを投入。前半と同じような形でスタートした。後半15分くらいからアメリカに嫌な位置でボールを持たれ始めると、強引さを感じさせるようなシュートでもコーナーキックなどにつながり苦しい時間帯を迎えた。池田監督は後半25分、前線でプレスの運動量も多かった田中に代えFW植木理子を送り込み、ラスト10分では藤野に代えて昨年の女子ワールドカップ(W杯)で得点王になったMF宮澤ひなたを投入した。
互いに集中を切らさず簡単にゴール前まで入り込めない熱戦は両者譲らずに0-0で90分間を終了。最後は足をつりそうになっていたDF古賀塔子に代え、DF高橋はなが延長戦から出場した。延長前半6分に最終ラインでボールを失う大きなピンチを迎えた日本だが、GK山下杏也加が距離を詰めて防ぎ事なきを得た。しかし延長前半のほぼラストプレー、サイドチェンジからFWトリニティ・ロッドマンに切り返しからの左足シュートを決められた。NBAの元スター選手デニス・ロッドマンを父に持つアタッカーの一撃で0-1のビハインドを背負い延長後半に入った。
池田監督はMF林穂之香とFW千葉玲海菜を送り込んで交代枠を使い切り、全てを託した。最後は逃げ切りを狙うアメリカに対し日本がボールを持って攻める時間も作れたがゴール前の壁は厚く無念のタイムアップ。激闘の末に0-1で敗れた日本はここで敗退となり、2012年ロンドン五輪以来3大会ぶりのメダル獲得とはならず大会から姿を消した。
【パリ五輪】サッカー女子準々決勝 なでしこ敗退 延長前半ロドマンが決勝弾 日本 0-1 アメリカ [鉄チーズ烏★]
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Source: カルチョまとめブログ