Jリーグに押し寄せる“クラブとスタジアムの一体経営化”の波 元ベイスターズ社長が語る経営構造改革

1 名前:shake it off ★:2018/10/24(水) 15:06:59.25 ID:CAP_USER9.net

サッカーJ1湘南ベルマーレの本拠地「湘南スタジアム」構想をめぐり、茅ヶ崎商工会議所をはじめとする地元経済界が誘致に向け動き始めたというニュースが報じられました。茅ヶ崎市のコミュニティホールでは先月21日、「湘南スタジアム茅ケ崎誘致シンポジウム」が開催され、誘致を求める請願の署名活動もはじまるなど盛り上がりを見せています。
一方で現在の本拠地であるShonan BMWスタジアム平塚を有する平塚市の経済界も新スタジアムの誘致に名乗りを挙げており、茅ヶ崎と平塚両自治体の誘致活動に注目が集まっています。(文=VictorySportsNews編集部)

クラブとスタジアムの経営一体化の波

「今後Jリーグのクラブのスタジアムをどうしていくかは、ベルマーレだけではなく、J リーグ全体の課題でしょうね」

横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で絶対不可能といわれていた横浜スタジアムとの一体経営を実現した池田純氏は、誕生から25年を迎えたいま、「Jリーグには“経営的な構造改革”がより一層求められている」と言います。

「ベルマーレの本拠地がどこになるのかも大切ですが、それ以上に考えなければいけないのが、“クラブとスタジアムの一体経営化”の波です。スタジアムという場所を最大活用して、フランチャイズ、ホームタウンとの接点を強め、クラブが主体的に収入を得ていく方法を探る。Jリーグは経営のネクストステージの波を見据えるべき段階にきていると思います。野球界では数年前から球団と球場の一体経営を進めたことで、野球人気が高まり、一気に独立健全経営の機運が進みました。Jリーグも、世界レベルの選手の獲得や、より一層の人気獲得、その大前提となるクラブ経営の健全経営化などを考えると、一気に経営の構造改革が進んでいくことが期待されているでしょう」

池田氏は自身のプロ野球球団の経営経験を引き合いに、クラブとスタジアムの経営一体化の重要性をこう指摘します。

「公表されているJクラブの収支構造を見てみると、スポンサーからの広告料収入の割合がかなり高くなっていると私は考えます。入場料収入とグッズ収入の合計でスポンサー収入に並ぶことができたのは、Jリーグで最も収入規模の大きい浦和レッズぐらい。2017年度の営業収入は、10年ぶりのACL優勝効果もあってJリーグ史上最高額の79億7100万円でした(※)」
(※浦和レッズ 2017年度の収入の内訳:
 ・スポンサー収入:31億9300万円
 ・入場料収入:23億3700万円
 ・グッズ収入:8億1300万円
 ・その他収入:16億2800万円)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-00010000-victory-socc&p=3

全文はこちら↑

2 名前:shake it off ★:2018/10/24(水) 15:07:30.73 ID:CAP_USER9.net

スタジアム自前化、自立経営への道

「ホームゲームを開催できる17日間以外でどうやって収入を生み出すかを、真剣に考えるべき段階だと思います。スタジアムとクラブが一体となって、クラブがスタジアムを365日運営することで収入を生み出すことを考えなければいけません。そうしたスタジアムをどうやって造り出すのかが重要になります。プロ野球界でもこの数年で一気に、言い換えれば、ようやく、“球団とスタジアムの一体化”という考え方が浸透してきています」

池田氏が「その先例になるのでは?」と挙げたのが、ガンバ大阪の本拠地・パナソニックスタジアム吹田です。

「吹田スタジアムの建設費用は、パナソニックが負担している部分もあるとはいえ、その大部分が民間による寄付で賄われており、完成後に吹田市に寄贈、ガンバが指定管理者として運営・管理を行うという、大元のモデルの横浜スタジアムも似たような構造ですが、『公民連携の理想のモデル』といえるでしょう。こうした手法も参考にしながら、今後は自治体とうまく交渉して、土地提供や、税金の減免等の優遇を受けつつ、自チームのスタジアムを“フランチャイズ、ホームタウンとの365日の接点の装置”、そして“収入を生み出す”スタジアムにしていくという流れにしていく必要があるでしょうね」

実際、新スタジアム構想が持ち上がっている湘南ベルマーレの眞壁潔 代表取締役会長も「土地代なしなら1万8000席の新築スタジアムが80億から100億円でできる」という見通しを述べていて、スタジアム完成後は“ハコモノ”として活用したいと、将来も視野に入れた構想であることを訴えています。

「プロスポーツの興行は本質的には『お客さまが入って儲かる』となるべきです。そのためには税金におんぶにだっこではなくて、自前のスタジアムを造り、クラブの価値を高め、自分たちで利益を生み出していける仕組みづくりが求められています」

湘南ベルマーレのみならず、Jクラブのスタジアムは今後どのような方向に発展していくのか? 観客動員、売り上げだけでなく、その中身や質が問われる時代がやってきたようです。

<了>

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1540361219

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Source: フットボール速報

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