【大学サッカー】もう一つの大学サッカー、「マガ杯」。慶応理工が初優勝で新たな歴史に名を刻む

1 名前:征夷大将軍 ★:2024/09/13(金) 06:45:19.05 ID:YXcEUmSr9.net

サッカーマガジン編集部9/11(水) 18:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9afad97fe46f60e133da06a7847e48778e43aa4e

9月6日に開幕した第42回サッカーマガジンカップ・オープン大会は10日、最終日となる大会5日目を迎えた。優勝を争う決勝トーナメントでは、13時からアンダーアーマー菅平高原サニアパークのメイングラウンドにおいて決勝が行なわれ、慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部AがPK戦の末、中央大学MAPLE Aを退け、悲願のマガ杯初戴冠に輝いた。

初優勝の慶応理工A。先発、サブ組、そしてマネージャー含めた一体感が引き寄せた栄冠だった

サッカーマガジンカップ(通称:マガ杯)は1982年に第1回が開催された歴史ある大会で、今年で42回大会を迎えた。近年は大学の準体育会、同好会、サークルの「日本一」を決める大会と位置付けられ、昨年の41回大会では、中央大学サッカー同好会が参加64チームの頂点に立っている。今年は66チームが参加し、5日間の長丁場で参加チームの全順位が決まる。

大会最終日となる5日目、参加した全66チームが最後の1試合を戦った。決勝トーナメントの決勝に先駆けて行なわれた3位決定戦の同志社大学四ツ葉キッカーズ対東北学院大学Liberoは、同志社四ツ葉が前半に先制点を奪われるも、後半に追いつき勝負はPK戦へ。そのPK戦では準々決勝でも活躍した守護神がまたもPKストップし、同志社四ツ葉が勝利した。

13時からは、いよいよ参加66チームの頂点を決める決勝。菅平高原が誇るメイングラウンド、アンダーアーマー菅平サニアパークの天然芝ピッチで行なわれた。

栄えあるファイナリストは、慶應義塾大学理工学部体育会サッカー部A(慶応理工A)と、中央大学 MAPLE A(中央MAPLE A)。どちらが勝っても初優勝という新鮮な顔ぶれであり、それだけに初タイトルを懸けた情熱のぶつかり合いとなった。

どんなレベルの大会でも、決勝という舞台では「絶対に失点はしたくない」という気持ちがピッチにも現れやすいもの。この日の決勝もまさに固い試合展開となった。どちらのチームも守備の寄せが速く、中盤でのボール奪取の攻防は目まぐるしいもの。慶応理工Aの中盤で、攻守に馬車馬のように駆け回った星拓希が「とにかく良い守備から入ろう、絶対に失点0で行こうとチームで共有していた」という通り、ピッチに立つ全員が集中し、かつ足が止まることがないため、お互いチャンスらしいチャンスすら生まれない展開で時計の針が進んでいった。

0-0のまま前後半を終え、10分ハーフの延長戦に入る。5日間の大会で疲労はピークに達しているはずだが、それでも足は止まらない。互いにセットプレーから辛うじてシュートチャンスを得るも、ネットを揺らすことはできずに延長合わせて80分間の試合を終える笛が鳴った。

そして迎えたPK戦。先攻の慶応理工Aの2人目のシュートが枠をとらえず失敗。後攻の中央MAPLE Aは4人目まで全て成功させ、最後の5人目が決めれば優勝が決まるシーンで、慶応理工AのGK岩崎和也が起死回生のストップ。土壇場でイーブンに戻した。サドンデスに入った1人目、慶応理工Aは冷静に決めると、中央MAPLE Aのシュートはゴール左ポストに弾かれ、その瞬間、長い長いマガ杯に終止符が打たれた。慶応理工Aの歓喜の雄叫びがピッチに響き渡った。

延長戦も含め0-0のPK戦。有体に言えば、どちらに勝利が転がり込んでもおかしくなかった。そんな拮抗した試合で勝敗を分けたのは何だったのか。慶応理工Aを率いた星はこう振り返る。

「ピッチに立つ11人だけじゃなく、チーム全員で戦えたこと。例えば自分も延長でベンチに下がったけど、その後もピッチの選手を大声で鼓舞したり、水出しの準備をしたり。そうやってベンチもマネージャーも、周りの応援も、チームが勝つために自分に何ができるか、今何をすべきかを考えるチームでした。優勝は、そんなチームへのご褒美だったんじゃないかと思います」

結果的に敗れた中央MAPLE Aを率いた岡田佳也は「エースとして、キャプテンとして、自分に力が足りなかった」と己を責めつつ、勝敗を分けたエピソードを明かした。

「延長の途中、自分が足首を痛めてしまって…。本来はPKの5人目のキッカーをする予定だったんですけど、ケガのこともあったので、信頼できる後輩にキッカーを譲ったんです。止められた後輩は何も悪くない。もし自分が蹴っていたらと思うと…。それも含めて自分の責任です。この悔しさは、きっと来年、後輩たちが晴らしてくれると信じています」

実力が拮抗したチーム同士の戦いで、何が勝負を分けるかは誰にも分からない。第42回サッカーマガジンカップ・オープン大会2024は、最後まで仲間を信じ、己を信じ切った慶応理工Aの初優勝で幕を閉じた。同時にまた、どのチームにとっても、来年のマガ杯への舞台が開幕した瞬間でもある。

引用元:https://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1726177519

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Source: フットボール速報

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