新クラブW杯、未だ放送局やスポンサーの発表なし…FIFA会長が緊急会議開催とも 来年6月に開催予定
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日本代表にも影響大!FIFAが画策する日程変更に「選手の意思」が尊重されないワケ
アメリカで2025年6月15日~7月13日まで開催が予定されている新クラブW杯。参加チームが「32」まで増えたことで試合数も増加するなど大きな話題を呼んでいるが、FIFAは9カ月前になった現時点でも同大会の放送局、会場、トレーニング拠点、スポンサーを1つも発表していない。また大会の賞金も明かされておらず、一部ではヨーロッパ主要クラブは5000万ドル(約72億円)以上を手にすると予想されているが、この金額をFIFAがどう賄うかは不透明な状況が続いている。
『The Athletic』によると、FIFA側は以前に世界レベルでのストリーミング契約について「Apple」と協議したものの、合意に至らなかった模様。7月には2025年と2029年の同大会の放映権の入札を開始したが、それから2カ月が経過した今もFIFAは契約を発表していないという。放送関係者は、クラブW杯の最終週と女子EUROやウィンブルドンといった世界的スポーツイベントが重なっていること、視聴者に馴染みがある大会ではないこと、アーセナルやリヴァプール、バルセロナなどの世界的人気クラブ、さらにリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)とクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)が出場権を逃したことを懸念。FIFAが認識する価値観とは大きな溝がある状況だと伝えられている。
そうした中、インファンティーノ会長は20日に世界中の放送局幹部へ向けたブリーフィングを開催したようだ。この会議には欧州クラブ協会(ECA)会長のナスル・アル=ケライフィ氏(パリ・サンジェルマン会長)も同席した模様。『The Athletic』は「電話会議にアル=ケライフィが出席したことは、FIFAがこれまで必要な合意を得られなかった後、クラブを会議に呼び込むことで大会を成功に導こうとしている」と指摘した。
そして『The Athletic』は、スポンサーの関心を高めるための課題として「開催地(発表されているのは日程のみ)と放送局の決定」を挙げ、さらに「放送局とコマーシャル収入は、シーズン最後に1カ月間の大会を追加される主要クラブを満足させるために必要な収入を生み出すカギだ。これは、クラブ側が大会を真剣に受け止めるために必要な収入をFIFAがどう提供するのか、各クラブに懸念を引き起こしている」と分析している。
以前にはクラブW杯による過密日程を巡り、FIFPRO(国際プロサッカー選手会)から訴えを起こされているFIFA。来年5月に開催が迫る中、課題は山積みの状況のようだ。
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Source: カルチョまとめブログ