バルセロナ、選手に対し70億円未払い、移籍金は240億円分が未払いに?海外メディアがクラブの負債を分析
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今季はハンジ・フリック新監督の下で好調を維持するバルセロナ。ラ・リーガ9試合で8勝1敗と首位を快走し、28ゴール9失点と圧倒的な強さを見せている。またチャンピオンズリーグでは、開幕戦こそ早々に退場者を出した影響でモナコに敗れた(1-2)ものの、続く第2節ではヤング・ボーイズに5-0と圧勝。新体制で上々のスタートを切った。
しかし、バルセロナはジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長時代から深刻な財政難に苦しみ、数年前には10億ユーロ以上の負債が発覚。様々な方法で資金を調達していることが伝えられているが、今夏もラ・リーガの定めるサラリーキャップの影響で契約したダニ・オルモの選手登録が遅れるなど、厳しい状況は続いている。
そんな中で11日、『The Athletic』はバルセロナがソシオ(クラブ会員)に向けて公開した2023-24シーズンの経営報告書を解説。現在クラブが抱えている“負債”を説明している。
同メディアは、バルセロナは所属選手に対して4300万ユーロ(約70億円)分の“負債”を抱えていると指摘した。前会長とジョアン・ラポルタ現会長は、財政難に対処するため所属選手の報酬の一部を将来に繰り越すことを要求。今回の会計報告では、短期負債が1810万ユーロ(約30億円)、長期負債が2500万ユーロ(約41億円)になっているようだ。これは主に「契約ボーナス」であるという。なお、2022年6月には5970万ユーロ、2023年6月には4960万ユーロであったこともあり、「正しい方向に向かっている」と分析されている。
一方で現在バルセロナは、選手獲得に際して未払いの移籍金が1億4700万ユーロ(約240億円)に達しているとのこと。この“負債”のうち、短期負債が4500万ユーロ(約73億円)、長期負債が1億2600万ユーロ(約205億円)であるようだ。2022年に獲得したロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)やハフィーニャ(リーズ)、2024年合流のヴィトール・ロケ(アトレチコ・パラナエンセ)らの取引における移籍金はまだ全額支払いを終えておらず、今後数年間に渡って支払う予定であると伝えられている。今後の動向に注目だ。
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Source: カルチョまとめブログ