マンU、テンハグ監督の奇策実らず…DFマズラウィをトップ下で起用 OBスコールズ氏は困惑「私には理解しづらい」
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UEFAヨーロッパリーグ・リーグフェーズの第3節で、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドはトルコのフェネルバフチェと対戦。1-1のドローに終わった。
15分にクリスティアン・エリクセンが先制弾を挙げるも、後半に入り49分にユセフ・エン・ネシリに得意のヘディング弾を叩き込まれる。後半にはフェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督が退席処分となったが、試合はそのままドローとなり、ユナイテッドはまたもEL初勝利を逃した。
この試合、ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督はDFヌサイル・マズラウィを「10番」の位置で起用するという奇策を見せた。前節のレッドカードで本来この位置にいるMFブルーノ・フェルナンデスが出場停止となったための策だと思われるが、あまり効果的には見えなかった。守備ではタックル4回成功と好成績を挙げたが、攻撃では枠内シュート1本、キーパスは0と、違いを作り出すことはできなかった(データは『Whoscored.com』より)。
試合前の会見で、テン・ハーグ監督は「マズラウィを10番のポジションに起用する。以前アヤックスにいた時から彼のことは知っているし、時々そこでプレイさせた。また、フルバックとしても我々のシステムではハーフスペースでプレイすることも多いので、この仕事をこなす能力はある。彼を他のポジションで起用することもできるし、必要であればより攻撃的なポジションで起用することもできる。そのポジションにはより攻撃的な選手を起用する。カゼミロを投入してより守備的なミッドフィールドにすることもできる」と語っていた。
英『Daily Mail』によれば、ユナイテッドのレジェンドたちもこの起用に困惑していたようだ。「私はこれに困惑している」と語ったのはポール・スコールズ氏だ。テン・ハーグの発言を受けて「彼(テン・ハーグ)の説明も混乱していたと思う。私には理解しづらい内容だった。マズラウィが私よりも自分が何をすべきかをよく理解していることを望むよ」「私は彼が10番の選手だとは思わない」と語っている。
また、オーウェン・ハーグリーブス氏も「彼はミッドフィールドでプレイした経験があるが、我々はそれを見たことがない。アヤックスでは彼が右のサイドバックでも左のサイドバックでもプレイしているのを見た。おそらくそれがより自然なプレイだったのだろう」と語っていた。
レジェンドたちの心配通り、うまくいかない結果となってしまったマズラウィの10番起用。ユナイテッドはこれで3戦連続のドローとなり、リーグフェーズで21位に沈んでいる。
† Red Devils Manchester United 1895 †
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Source: カルチョまとめブログ