【悲報】「日本代表戦が地上波で見られない!」 疑問の声相次ぐ「DAZN」が値上げを続ける意外な理由…
- By : Matome00000
- Category : サッカー情報まとめ
日本法人の社長がはじめてメディアのインタビューに応じたことで注目を集めたスポーツ専門の
ストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」。Jリーグを全試合ライブ中継するなど、サッカーファンを中心に絶大な支持を集める。しかしその一方で、「独占配信」によって地上波で日本代表戦が見られなくなったり、急激な値上げが行われたりと、その事業のやり方に疑問が呈されているのも事実だろう。同社のビジネスの実態を探った。
ワールドカップ最終予選で快調に勝利を重ねている日本代表。毎試合の結果がメディアに大きく取り上げられ、ネットも大盛り上がり。日本が実力をつけるのと比例するかのように、代表戦への注目は高まっているように見える。
しかし、その試合をフルで視聴しているファンが増えているかというと、むしろ逆の現象が起きているのかもしれない。
「『今日は代表戦か』と思っても、最近はDAZNの独占配信ばかりで、地上波で見られないことが多くなりましたよね。仕方ないから課金して視聴しようかと思ったら、4200円もかかる。『そんなに払ってまでは見なくていいか……』と諦めることが多いですね」(都内のサッカーファン)
(略)
値上げせざるを得ない事情
しかし、こうして各コンテンツのファン層を拡大してきたことが、仇となりつつあるのだという。
「Jリーグが世界で見られるようになったのと同時に、日本人も海外サッカーを見たり、他のスポーツを見てみたりという循環が生じています。こうして各ジャンルの市場価値が高まっていくにつれて、放映権料も上昇していった。さらに、サブスク型の事業モデルの場合、会員獲得につながる独占配信でないとあまり意味がないこともあり、より高額な契約が必要に。DAZNが高めたスポーツの市場価値が今、大きな放映権料として返ってきているのです」
そこに比例してサービスの加入者も増えていけば問題はないのだが、当然限界はある。かくしてサービス自体の値上げを行わざるを得なかったというわけだ。
「同社が公開している財務レポートによれば、2022年度時点の会員数は全世界で1500万人。じわじわと増加はしているようですが、放映権料の高騰ぶりを考えると、十分な成長が続いているとはいえないでしょう。実際、会員獲得は頭打ちを見込んでいるようで、無料配信による広告収入モデルを拡大したり、『DAZN Bet』というベッティング事業を始めたりと、収益構造の多角化を図っています。私もDAZNが配信しているコンテンツである『F1』ファンの1人ですが、こういう背景を考えると、値上げや会員向けのCM放映も、仕方がないことだと思っています」
日本代表戦は独占配信のままでいいのか
ならば、「日本代表戦」が独占配信される現状も仕方がないことなのか。サッカー振興への影響を指摘する声もあるが、
「それはJFA(日本サッカー協会)が考えるべきことで、契約の仕方の問題だと思いますよ。民間企業としては人気のある代表戦を独占配信したいと考えるのはふつうですし、契約の範囲内で事業を行っているに過ぎません。プロ野球だって、有料放送との契約があっても、国民が注目する試合は地上波で放送されたりしていますよね。たしかに代表戦が地上波で見られない影響はあると思いますが、DAZNだけを悪者扱いするのは違う気がします。あるいは、同社の無料配信モデルが事業としてうまくいけば、非会員でも代表戦が見られるようになる可能性もあるとは思います」
サブスクリプションサービスも群雄割拠の時代である。岐路に立たされるDAZNの向かう先は、果たして……。
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Source: サカサカ10【サッカーまとめ速報】