トルシエ氏、日本代表の躍進の要因を語る「選手の欧州進出によるもの」
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日本代表は1998年フランス・ワールドカップ(W杯)を皮切りに、今夏のロシアW杯まで6大会連続出場を果たしたが、2002年日韓大会で日本代表をベスト16に導いたフランス人のフィリップ・トルシエ氏が日本飛躍の要因を語っている。
1998年フランス大会でグループリーグ敗退に終わった日本は、2002年日韓大会で初めてベスト16入りを果たした。ロシア大会では三度目の16強と結果を残したなか、1998年から2002年まで日本代表を率いたトルシエ氏が韓国メディアのインタビューに応じ、日本の成長について「簡単な話だ」と切り出し、次のように語っている。
「その変化は“指導”から来たものではなく、欧州クラブにおいて選手がどうあるかだ。日本では昔、欧州でプレーする選手が一人の時代もあった。今では25~30人近くが常時プレーしている。欧州クラブがアジアも意識するようになった」
欧州組の増加が日本代表の底上げにつながったと指摘するトルシエ氏。さらに具体的なクラブは国名を挙げて、次のように続けている。
「マンチェスター・ユナイテッドをはじめ、ドイツやフランスでハイレベルな監督や選手と一緒に仕事をする。そうなると自ずと姿勢が変わり、選手たちを変えていく。このプロセスが代表チームに来た時に作用する。そうして代表に選ばれれば、責任感もまた変わるものだ」
韓国と日本、現在の高い水準があるのは…「90%がヨーロッパ進出によるものだ」
欧州で研鑽を積んだ選手の意識が変わり、そうした選手が代表チームに影響を及ぼすことで相乗効果が生まれると語る。「なぜ日本が飛躍したか? それは選手たちがヨーロッパに出たからだ」とトルシエ氏は強調した。
韓国も同様に欧州組の増加によってレベルアップを遂げたと言及しているトルシエ氏は、「今の韓国と日本の高い水準があるのは、90%がヨーロッパ進出によるものだ」と見ている。
森保一監督率いる日本代表も、MF堂安律(フローニンゲン)やMF中島翔也(ポルティモネンセ)をはじめ、MF南野拓実(ザルツブルク)ら欧州組アタッカー陣が注目を浴びている。その一方、今夏に浦和レッズからベルギーへ渡ったMF遠藤航(シント=トロイデン)らも台頭しており、現在も欧州組が鍵を握る存在となっている。
10/31(水) 6:40配信 フットボールゾーン
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写真https://amd.c.yimg.jp/amd/20181031-00144813-soccermzw-000-1-view.jpg
Source: カルチョまとめブログ