全国高校駅伝は女子が１０時２０分にスタートし、８００メートル日本記録保持者の久保凛（東大阪大敬愛高２年）が、２区（４・０９７５キロ）で１６人抜き区間賞の快走を見せた。

トップと５３秒差の２１位でタスキをもらった久保は、次々と順位を上げていき、中間点を６分３１秒で通過。「前半の上りもリズムよく１キロ上がることができて、その後の下りは足をしっかり回転させて、１人でも多く抜かす気持ちで最後まで粘りの走りができた」と久保。区間記録（１２分３５秒）更新とはならなかったが、１２分４７秒の区間賞で、５位まで順位を押し上げた。

その後の選手も力強い走りを見せ、チームは６位入賞。初出場の昨年は、久保の体調不良による欠場で３５位に終わっていたが、２年連続の都大路で躍進し、「５位入賞が一番の目標だったんですけど、去年よりはるかに上位でタスキを運ぶことができてよかった」と笑顔で振り返った。

サッカー日本代表ＭＦ久保のいとこで
今年は６月の日本選手権（新潟）で初出場優勝。７月に奈良で行われた記録会で１分５９秒９３の日本新記録を樹立し、日本女子で初めて２分を切った。
さらに、８月には自身初の世界舞台・Ｕ２０世界選手権（ペルー・リマ）では６位入賞。日本陸連アスレティックス・アワード２０２４で新人賞を受賞した
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