【朗報】高校サッカー過去最多の観客動員を記録、選手権はなぜこれほど注目されるのか 再び高体連に人材が集まる傾向。ユース年代の未来を考える!!
- By : Ero hentai
- Category : サッカー情報まとめ
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=167200
■Jクラブのユースはトップチームに繋がっているが…
前橋育英の優勝で幕を閉じた第103回選手権は、過去最多の観客動員を記録した。全国高校選手権は、プレミアリーグEAST(U-18年代のトップリーグ)で高体連最上位の流経大柏(4位)と前橋育英(6位)の関東決戦となったこともあり、決勝戦のみならず大会通算でも過去最多の観客動員を記録した。
一時は小中学生の有力な素材がJリーグクラブのアカデミーに集中することで高体連には低迷傾向も見られたが、最近では逆にユースより選択肢が広いという理由で自ら部活を選ぶ選手も出ている。
確かにJクラブのユースはトップチームに繋がっているが、実際に昇格できる選手は毎年平均して各クラブにひとり出るかどうか(昨年は60チームで41人)で、プロ契約が出来ても出場機会を得られるのはさらにひと握り。三笘薫や武藤嘉紀のように後に欧州で活躍するような選手たちでも、慎重を期して大学進学を選択して来た。
ユースに所属する選手は、現実的には同じクラブで昇格を目ざすしかないが、高体連所属で高評価を得られれば複数のクラブから選択することも可能になる。また最近は欧州での日本人選手たちへの評価も高まっており、例えば2023年に神村学園からボルシアMGに加入した福田師王は、セカンドチームで経験を積み、すでにトップチームに定着しつつある。あるいは一昨年度の高校選手権でベスト4に進出した國學院久我山の塩貝健人のように、慶応大在籍中に横浜F・マリノスで活躍し、今度は休学してオランダでプロになる大胆な選択をする選手も現れた。
今年度の選手権では出場全48校中、半分の24校がプレミアか、2部も含めたプリンスリーグで戦っていたが、塩貝のように高校生活の日常が東京都(T1)でも、Jリーグ、さらには欧州まで飛躍していくタレントが育って来る。それは日本の育成環境の多様性を示し、こうした著しい広範な底上げも大会の魅力になっているのかもしれない。
今年度もプレミア勢が順当に実力を発揮する一方で、神奈川県1部リーグ7位の東海大相模がベスト4に進出し、プリンス昇格を逃した堀越も2年連続でベスト8に到達した。優勝した前橋育英も序盤は薄氷を踏む思いで、2回戦では愛知県リーグ4位の愛工大名電に2点のリードを追いつかれ、PK戦では最終キッカーに決められれば敗退という局面まで追い込まれている。こうした状況を見ても逸材はどのカテゴリーに潜んでいても不思議はなく、堀越の2年生エース、三鴨奏太などは3回戦で1試合4ゴールの活躍を見せ、得点王に輝いた。
日本サッカーの歴史を振り返っても、代表チームの最大の供給源であり続けたのは高体連だった。日本はJリーグが開幕して5年目にワールドカップ初出場を果たすのだが、この時の代表はブラジル育ちの呂比須ワグナーを除けば全員が高体連出身者で、うち半数を超える11人(当時登録は22名)が大学に進んでいた。
その後、2014年ブラジル大会以降は、高体連とユース出身者の数が拮抗(大学出身者を除く)するようになり、ようやくユース出身者が高体連出身者の数を超えたのは3年前のカタール大会が初めてだった。またカタール大会で目立ったのは大学出身者の急増で、登録メンバーが26人に増えた影響もあるが、初出場時に迫り9人が選出された。
Jリーグ開幕当初は、大成するには早くプロになるべきだという考え方が大勢を占めた。実際90年代後半から21世紀初頭の旗頭だった中田英寿、黄金世代を象徴する小野伸二、稲本潤一、高原直泰、2010年代に軸を成した香川真司、本田圭佑、吉田麻也、長谷部誠、そして最近では久保建英など各年代を代表した選手たちの例を見れば、それが必ずしも的外れではないことが判る。
しかし反面、高校を卒業してから4年間継続的に公式戦をこなす大学生が、18歳でプロになった選手たちを追い越していくケースが目立ち始めると、明らかに風向きは変わった。おそらく長友佑都、三笘、守田英正らが、大学を経てビッグクラブまで上り詰めていくサクセスストーリーも、その流れを加速させたに違いない。
2010年には大卒ルーキーの数が高体連とユース経由のプロ契約選手の合計を上回り、近年は着実に格差が広がり、とうとう昨年は前者が後者のほぼ倍になった。
※長文のため以下引用先で
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Source: サカラボ | サッカーまとめ速報