浦和、トルコ代表FWトスン獲得は破談に…フェネルバフチェのFIFAルール抵触が原因か
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J1リーグ浦和レッズが獲得オファーを提示していた同国1部(スュペル・リグ)フェネルバフチェSKに所属するトルコ代表FWジェンク・トスン(Cenk Tosun)だが、Jリーグの冬のマーケットの“デッド・ライン・デー”となる3月26日までに、この移籍は成立しなかった。浦和レッズのユニフォーム
トルコメディア『スポーツ・デジタル』を主宰し、エックスのフォロワー173万人を超えるヤギズ・サブンチュオグル氏(@yagosabuncuoglu)は、エースである39歳になったエディン・ジェコが鼻骨を骨折。FWが不足したため、フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督がトスンの慰留に努めたとレポートした。
しかし、実際は全く違っていたようだ。
有力紙『トルコ新聞』は3月27日、仰天の舞台裏をレポートしている。
実際のところ、浦和とフェネルバフチェは、トスンの7月までのレンタル移籍で契約合意に達した。そして浦和が最後の作業となるトスンのITC(国際移籍証明書)をFIFA(国際サッカー連盟)のシステムから申請した。ところが、そこで繰り返し作業しても「承認されなかった」という。
そこで発覚したのがFIFAの移籍新ルールである。メガクラブが青田買いした若手を、他国リーグにレンタルしてチャンスを与える方法が増加。しかし戦力均衡のため、1クラブあたり国をまたいでの期限付き移籍の選手数をイン・アウト含め6人に制限されている。フェネルバフチェはすでにその人数に達していたのだ。浦和レッズのユニフォーム
同メディアによると、浦和からフェネルバフチェに「6人の選手を貸し出しているのですか?」と問い合わせがあったと報じている。
さらに……。そのあとのやりとりが伝えられている。
「フェネルバフチェはその件について調べて『はい、そうです』と回答。恥ずかしい誤りを、そのあと理解した。この衝撃を受けて、(フェネルバフチェは)移籍金を支払っての獲得(完全移籍)を促した。しかし日本のクラブは『33歳の選手に移籍金まで支払えない。クラブワールドカップまでのレンタル移籍のみ受け入れる』と拒否された」
国際移籍は様々なハードルを一つひとつ乗り越えなければならない。時にこうした根本的な見逃しもあながち起こらないことはない。
とはいえ、浦和とフェネルバフチェによる移籍騒動。まさかの顛末ではあるが、この2クラブらしいとも言える詰めの甘さを露呈してしまった。
浦和はフリートランスファーの選手であれば、今後も獲得可能。また6月1日から10日までのクラブW杯前、特別な移籍ウインドーが設けられている。
トスンは1991年6月7日、ドイツ・ヘッセン州生まれの33歳。トルコ国籍を持つ生粋のストライカータイプ。今季2024-25シーズンはこれまで公式戦通算17試合・2得点・1アシスト(先発は2試合)。トルコ代表では『9番』もつけて通算53試合・21得点を記録している。
◆サウジアラビア戦 レッズ本スレ◆
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