[4.9 欧州CL準々決勝第1戦 バルセロナ 4-0 ドルトムント]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9日、各地で準々決勝第1戦を開催し、バルセロナがホームでドルトムントを4-0で下して4強入りに近づいた。MFラフィーニャは1ゴール2アシストを記録して今大会の得点とアシストのゴール直接関与総数を「19」に伸ばし、FWリオネル・メッシが持つ1大会のクラブ記録(2011-12シーズン)に並んだ。

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　バルセロナは立ち上がり、MFラミネ・ヤマルが連続でゴールを狙った。まずは前半5分にFWロベルト・レバンドフスキのポストプレーからMFフェルミン・ロペスを経由してヤマルがボールを受ける。ペナルティエリア内右からキックフェイントでカットインして放ったシュートは、GKグレゴール・コベルに防がれた。

　続く前半6分、ヤマルが右サイド深くからDFラミ・ベンセバイニを突破して中に切り込むと角度のないところからシュート。これはわずかに枠を捉えられなかった。また直後にはMFラフィーニャの折り返しをレバンドフスキが合わせるも、GKにセーブされた。

　バルセロナがゴールに迫ると前半25分、右サイドやや中央寄りからのFKでF・ロペスがファーサイドにクロスを送る。これをDFイニゴ・マルティネスが折り返してDFパウ・クバルシがシュートを放つと、オフサイドラインギリギリで抜け出したラフィーニャがゴールの手前で触れて待望の先制ゴールを奪った。

　押し込まれたドルトムントは前半36分に決定機。MFカーニー・チュクエメカの浮き球でFWセール・ギラシがGKと1対1になったが、シュートはミートできずバルセロナの1点リードで試合を折り返した。

　すると後半3分、ラフィーニャがヤマルのクロスを頭で折り返したところにレバンドフスキが反応してバルセロナに追加点が生まれた。さらに同21分、速攻でヤマルが絶妙なスルーパスを出してF・ロペスが抜け出すと、F・ロペスの折り返しをレバンドフスキがゴール右に蹴り込んで3点差とした。

　なおもバルセロナは後半32分、レバンドフスキのパスカットからカウンターを仕掛けるとラフィーニャのラストパスをヤマルが流し込んで4点目。ラフィーニャはこれで今大会12ゴール7アシストとなった。

　ドルトムントは後半44分にMFマクシミリアン・バイアーがゴールネットを揺らすも、味方のオフサイドでノーゴール。4点のビハインドを背負ってホームの第2戦に臨むことになった。

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