<なぜ日本代表の親善試合マッチメークは苦戦するのか?>

サッカー情報まとめ
1 名前:Egg ★:2018/10/04(木) 06:04:19.16 ID:CAP_USER9.net

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森保新監督の初陣相手はコスタリカだったが親善試合のマッチメークは苦戦している(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

森保一新監督(50)に率いられる新生日本代表のマッチメークが、かつてないほど苦戦を強いられている。試合会場が決まりながら対戦相手が長く交渉中となっていた、11月のキリンチャレンジカップ2018の詳細がようやく決まったのは先月下旬だった。

 森保ジャパンは11月16日に大分スポーツ公園総合競技場でベネズエラ代表(FIFAランク32位)と、同20日に豊田スタジアムでキルギス代表(同91位)と対戦することが決定。もっとも、発足以降の対戦相手の顔ぶれを見ると、ある「変化」が生じていることがわかる。

 初陣となった9月11日のコスタリカ代表(同37位)戦で3‐0と快勝した森保ジャパンは、今月12日にパナマ代表(同70位)とデンカビッグスワンスタジアムで、16日にはウルグアイ代表(同5位)と埼玉スタジアムでそれぞれ対戦する。

 北海道胆振東部地震の発生を受けて中止となった9月7日のチリ代表(同12位)戦を含めて、対戦国の所属大陸連盟は南米がチリ、ウルグアイ、ベネズエラの3、北中米カリブ海がコスタリカとパナマの2、そしてアジアがキルギスの1となっている。

 つまり、6ヵ国のなかにヨーロッパ勢がひとつも含まれていないことがわかる。その理由は欧州サッカー連盟(UEFA)が独自に創設した国際大会、UEFAネーションズリーグが9月からスタートしていることと密接にリンクしている。

 ネーションズリーグに参加するのはUEFAに加盟する全55チーム。第1回大会はワールドカップ・ロシア大会の出場をかけたヨーロッパ予選を終えた、2017年10月時点におけるUEFA代表チームランキングを基に、55チームをAからDまで4つのディビジョンにまず分けた。

 AとBが12チーム、Cが15チーム、Dが16チームで構成される。さらに、それぞれのディビジョンを4つのグループに分けて、ホーム&アウェイ方式のリーグ戦を実施。最高峰のディビジョンAでは各グループの1位がトーナメント形式のファイナルフォーへ進んで優勝国を決める。

 ネーションズリーグは偶数年から翌年にかけて開催され、9月、10月、11月の国際Aマッチウイークでグループリーグが、翌年6月の国際AマッチウイークではディビジョンAのファイナルフォーがそれぞれ開催されるスケジュールになっている。

 国際サッカー連盟(FIFA)が定める年間の国際Aマッチウイークは、3月、6月、9月、10月、11月の5度。それぞれで2試合ずつ、合計で10試合しかマッチメークできないなかで、ヨーロッパ勢はネーションズリーグと来年3月からスタートするユーロ2020予選を立て続けに戦っていく。

つづく

10/4(木) 6:00 THE PAGE
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00010001-wordleafs-socc

2 名前:Egg ★:2018/10/04(木) 06:05:07.20 ID:CAP_USER9.net

欧州勢を日本へ招聘することはほぼ不可能

 ネーションズリーグを新設した最大の目的は、実力が均衡したディビジョンに分けて真剣勝負の機会を増やすことで、各代表チームの実力アップを図ることにある。たとえば最高峰のディビジョンAの顔ぶれは、ワールドカップでもなかなか対戦が見られない豪華絢爛なものになっている。

【グループ1】フランス、ドイツ、オランダ
【グループ2】スイス、ベルギー、アイスランド
【グループ3】ポルトガル、ポーランド、イタリア
【グループ4】スペイン、イングランド、クロアチア

 さらに各ディビジョン間で昇降格システムも設けられたため、白熱ぶりに否が応でも拍車がかかる。一方で3ヵ国によるリーグ戦のため、グループリーグを戦わない国が必ず出てくる。

 グループ1を例に取ればドイツとフランスがスコアレスドローに終わった9月6日はオランダが、フランスが2‐1でオランダを下した同9日はドイツがそれぞれネーションズリーグを戦っていない。

 貴重な国際Aマッチデーをどうしたかと言えば、南米のペルー代表をヨーロッパに招へいし、9月6日にオランダと、3日後にはドイツと対戦している。ここでカギを握ってくるのが、FIFAが2014年に改正し、いま現在に至っている国際Aマッチに関する規約だ。

 ひとつの国際Aマッチウイークで国際Aマッチを連続して行う場合は、同一大陸内で開催することが義務づけられている。つまり、ヨーロッパ勢はネーションズリーグを戦っている間は、ヨーロッパ以外の大陸で国際Aマッチに臨むことができない。

 必然的にヨーロッパ勢同士の試合を組むか、あるいは他大陸のチームを招へいするしかない。ここで重視されるのが公式戦であるネーションズリーグの発案者、UEFAのミシェル・プラティニ前会長がヨーロッパサッカー界に関わる全員の思いを代弁する形で唱えた主張だ。

「国際親善試合にはもはや誰も興味を示さず、何の意味ももたない」

 ゆえに日程的な問題から国際親善試合を組む場合でも、対戦国の実力が重視される。試合のない他のグループのヨーロッパ勢か、南米勢でFIFAランキングが高い国がどうしても対象となる。ちなみに、ワールドカップ・ロシア大会に出場したペルーのFIFAランキングは21位だった。

 日本の最新のFIFAランキングは54位。数字がすべてを物語るわけではないものの、それでもヨーロッパの地で連戦に臨むマッチメークはハードルが高いと言わざるを得ない。FIFAの規約が存在する以上、日本国内でヨーロッパ勢と対戦することもほぼ不可能になった。

 今後のスケジュールを見れば、ヨーロッパの強豪勢が空くのはユーロ2020の出場国が出そろった後の2020年3月。ただ、ここでも日本を含めたアジア勢とのマッチメークがかなう保証はなく、その後は第2回ネーションズリーグやワールドカップ予選も始まることから、4年後のカタール大会直前のテストマッチ期間までヨーロッパ勢と対戦できないおそれもある。

つづく

4 名前:Egg ★:2018/10/04(木) 06:05:24.38 ID:CAP_USER9.net

必要とされるFIFA規約をクリアする工夫

 国際Aマッチを巡る状況が激変している状況下では、南米勢を招へいすることにも工夫が必要となっている。9月は日本、韓国、チリ、コスタリカが、今月も日韓両国とパナマ、ウルグアイがたすき掛けの形で対戦することで、対戦国がFIFAの規約をクリアできるようにしている。

 国内5連戦の最後に初対戦のキルギスを決めたのは、来年1月にUAE(アラブ首長国連邦)で開催される現時点の最大の目標、アジアカップでの覇権奪回をにらみ、引き気味で臨んでくる相手からしっかりとゴールを奪って勝利する意図が込められているからだろう。

 その意味でも今月16日に対峙するウルグアイは、ルイス・スアレス(FCバルセロナ)とエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)の最強2トップ、守備の要ディエゴ・ゴディン(アトレチコ・マドリード)らの主力が招集されている点でも新生日本代表の実力を測り、世界を知るうえでまたとない相手となる。10月シリーズに臨むメンバーは、今日4日に日本サッカー協会から発表される。

(文責・藤江直人/スポーツライター)

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1538600659

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Source: フットボール速報

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