後半ATに悲劇…磐田、13位から16位転落でプレーオフへ。王者川崎Fはリーグ最多得点&最少失点V

海外サッカー日本人選手
[12.1 J1第34節 川崎F2-1磐田 等々力]

J1リーグは1日、最終節を行い、等々力陸上競技場では優勝を決めている川崎フロンターレと13位ジュビロ磐田が対戦し、川崎Fが2-1で逆転勝利をおさめた。磐田は勝ち点41からポイントを伸ばせず、勝ち点41で5チームが並んだが、得失点差でJ1参入プレーオフに回る16位に転落した。

川崎Fは前節のFC東京戦日(○2-0)と同じ11人が先発し、高校3年生のFW宮代大聖が初のベンチ入り。磐田は札幌戦(●0-2)から先発4人を変更し、負傷明けのFW川又堅碁、MF中村俊輔らがスタメンに復帰。古巣戦となったFW大久保嘉人は4-2-3-1のトップ下の位置に入った。

前半9分、磐田は左サイドのMF上原力也からパスを受けた中村俊が中に切れ込むと、DF車屋紳太郎のスライディングで倒れ、PA手前の位置でFKを獲得。中村俊は左足で狙ったが、DF谷口彰悟がヘッドで跳ね返した。その直後に川崎Fはアクシデントに見舞われ、前半12分、パスを出した車屋が左足を痛め、ピッチに座り込む。担架で運び出され、前半13分にDF登里享平との交代を余儀なくされた。

磐田は前半19分、DF高橋祥平のロングフィードを川又が落とした流れから、こぼれ球に反応した大久保がフリーで右足シュート。決定的な場面だったが、MF田中碧が体をぶつけてブロックした。川崎Fは前半23分、MF中村憲剛の左CKをDF奈良竜樹がヘディングシュート。27分には中村憲のフィードで抜け出した登里が左足トラップからフィニッシュに持ち込んだ、惜しくも枠を外れた。

磐田は立て続けに決定機をつくる。前半32分にもMF山田大記がプレスをかけて奈良からボールを奪い、カウンターを発動。ドリブルで持ち上がった川又が決定的な左足シュートを放ったが、わずかにゴール右へ。磐田は前半42分にはPA左手前の位置でFKを獲得し、中村俊が左足を振り抜く。鋭く曲がったボールをニアサイドの高橋がバックヘッドで捉えたが、ゴールに向かったボールはGKチョン・ソンリョンが横っ飛びで好セーブした。

前半は磐田が奮闘してスコアレスで前半を折り返すと、後半立ち上がりは川崎Fが攻め込む。後半6分、MF守田英正のパスを受けたMF家長昭博がタメてスルーパスを通し、その外を走り込んだ中村憲がグラウンダーのラストパス。ファーサイドのMF長谷川竜也が決定的な左足シュートを放ったが、クロスバーを越えた。

川崎Fが一方的にボールを保持して押し込む時間帯が続くが、チャンスを生かせず、後半23分に2人目の交代枠を使い、田中に代えてMF阿部浩之を投入。阿部は右サイドに入り、トップ下に家長がシフト。中村憲がボランチの位置に下がった。磐田ベンチも動き、後半29分、中村俊に代えてMF松本昌也を投入した。

スコアレスのまま試合が動く中、古巣戦の大久保がゴールをこじ開けた。後半33分、松本が左サイドからクロスを入れると、ファーサイドでDFエウシーニョがクリアできなかったボールを背後から大久保がヘッドで叩き込んだ。残留を引き寄せる貴重な先制点。川崎Fも後半38分、中村憲が右CKを左足で蹴り込み、奈良がヘッドで叩き込んだ。

1-1のまま磐田の残留が確定するかと思われたが、王者川崎Fが終了間際に意地を見せた。後半アディショナルタイム4分、縦パスを受けた家長がPA左からクロスを入れると、相手に当たり、ゴールマウスに吸い込まれた。このオウンゴールが決勝点となり、川崎Fが2-1で逆転勝利。王者川崎Fは21勝6分7敗の勝ち点「69」、リーグ最多得点タイ&最少失点(57ゴール、27失点)で今シーズンを終えた。
2018-12-01_16h14_49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181201-07318041-gekisaka-socc

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Source: 海外サッカー日本人選手速報 WORLD SAMURAI

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