これほどの”異常値”を見てしまうと、相手にボールを持たせて、うまく守ったという表現をしようにも、いささか説得力に欠ける。
試合を見ていて、失点しそうな気配を感じなかったのは確かだが、それは相手の拙攻に助けられた感が強い。ブラジルやフランスにここまでボールを保持され、攻め続けられたら、まず持ちこたえられまい。
MF遠藤航(シント・トロイデン)は、「セットプレーで1点取れて、その1点が逆に、さらにしっかりブロックを引いて固めるみたいな戦い方にシフトしてしまったかなというところはある」としたうえで、こう語る。
「(ボールを)奪ったあとに縦に(パスを)つけること。それにプラスして、前に(ボールが)入ったときに、僕ら中盤の選手、とくにボランチのふたりがサポートにいって、少し落ち着かせるのか、そのままカウンターをやり切るのかっていう
(判断を使い分けて試合を進める)ところは、もっとやりたかった」
遠藤が言うように、スピードあるカウンターで一気に攻め切るでもいいし、ゆっくりパスをつないで落ち着かせてから、相手を押し返すでもいいが、いずれにしても日本は、自分たちの時間をあまりに作れなかった。
「理想はもう1点取ることだし、もう少し自分たちでボールを動かしながらゲームを進めていくこと。落ち着かせる時間を作るのが理想ではあった」という遠藤の言葉には、大いに賛同する。
ただただ個人能力頼みで、強引に中央から突っ込んでくるサウジアラビアの攻撃は・・・
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