緊急投入にも慌てなかった。後半13分の接触プレーでMF遠藤航が負傷するアクシデントに見舞われた日本代表はすぐさまDF塩谷司(アルアイン)をベンチに呼んだ。担架で運び出される遠藤に代わり、普段からプレーする“ホーム”のピッチを踏んだ。
「AFCのレギュレーションでアップは3人ずつしかできなくて、後半が始まって10分ぐらい体を動かして、入れ替わったところだった。ちょっとアップ不足だったけど、どうにかなるだろうと」
塩谷が投入されたときのスコアは1-0だったが、その3分後にPKを獲得し、追加点が生まれた。「すぐ2-0になって、気持ちが少し楽になった。難しいタイミングだったけど、2-0になってやることがハッキリした」。球際ではイランのフィジカルにも負けず、中盤の守備強化に一役買った。絶妙なサイドチェンジを見せるなど攻撃にも顔を出した。
左太腿裏を負傷した遠藤は決勝を欠場する見通し。MF青山敏弘に続くボランチの離脱となれば、決勝はMF柴崎岳と塩谷のコンビが濃厚だ。本人は「どうなるか分からない。監督がスタートに選んでくれるなら最善の準備をしたい」と慎重だが、UAEで開催されているアジアカップにはだれよりも特別な思いがある。
イラン戦が行われたハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムがアルアインの本拠地なら、決勝の舞台となるアブダビのザイードスポーツシティは昨年12月22日にクラブW杯決勝が行われたスタジアムだ。「カップ戦で2回ぐらい」と普段のリーグ戦ではあまりプレーすることはないそうだが、塩谷にとってはレ・・・
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