- 1 名前:pathos ★:2019/01/31(木) 18:50:28.75 ID:tMnugG0+9.net
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25周年を迎えるJリーグの開幕が近づいてきた(J1は2月23・24・25日、J2は25日)。日本のプロサッカーの歴史は四半世紀を経過したわけだ。
この間、Jリーグは着実に成長を遂げた。初年度(1993年)、10だったクラブは現在J1=18、J2=22、J3=14(プラスJ1クラブのU23チーム3)の54クラブに拡大。Jリーガーも300人あまりだったのが、1500人を超えるまでになり、年間観客動員数も約324万人が約970万人に増えた。25年間で日本のサッカー環境は大きな変貌を遂げたのだ。
だが、リーグ全体のレベルを見るとサッカー先進国に追いつくところまでは行っていない。国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)という組織がある。1984年、ドイツのライプツィヒで創設された組織で、国際サッカー連盟(FIFA)とは関係がないとされるが、世界のサッカー関連の記録や統計を丹念に分析していることから、ここが発表するデータはサッカーファンの間で広く認知されている。
このIFFHSが1991年から毎年年明けに発表しているデータに「THE STRONGEST NATIONAL LEAGUE OF THE WORLD」がある。直訳すれば世界の最強国内リーグランキング。この1月15日に発表された2018年度版によれば、Jリーグは世界31位と判定されている。
このランキングのトップ10と主な国の順位を、在籍する日本選手とともに記すと以下のようになる。
1 スペイン(乾貴士、柴崎岳)
2 イングランド(岡崎慎司、吉田麻也)
3 ブラジル
4 イタリア(長友佑都)
5 フランス(酒井宏樹、川島永嗣)6 コロンビア
7 アルゼンチン
8 ドイツ(香川真司、長谷部誠、大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳、浅野拓磨など)
9 パラグアイ
10 ロシア
16 ポルトガル(中島翔哉)
18 オーストリア(南野拓実)
20 メキシコ(本田圭佑)
22 オランダ(小林祐希、堂安律)
26 ベルギー(久保裕也、森岡亮太、豊川雄太、冨安健洋)そしてアジア(AFC)では28位に韓国、29位にサウジアラビア、31位が日本で、38位に中国、46位にイラン、58位にタイ、59位にUAEが入っている。
ランキングの判定は次のような方式がとられているらしい。リーグ全体を見ても強豪と弱小クラブが混在しているから判定しづらい。そこでリーグの上位5クラブの国際試合の成績を見る。欧州でいえばUEFAチャンピオンズリーグ、アジアならAFCチャンピオンズリーグ、南米ならコパ・リベルタドーレスだ。その昨年1年間の成績をポイント化してランキングにしているのだ。
スペインが1位なのは、レアル・マドリード、FCバルセロナの2強が国際大会でも強さを発揮しているからだろうし、イングランドが2位なのは今季のチャンピオンズリーグのベスト16に5クラブが残っていることが反映されているはずだ。3位のブラジルもリーグ上位のクラブがリベルタドーレス杯で好成績を収めているからだろう。
香川や長谷部がプレーするドイツが8位なのは意外だが、今季のチャンピオンズリーグのベスト16に勝ち残っているのがバイエルン・ミュンヘンだけというのが響いたのかもしれない。
一方でやはり気になるのは、アジアにおけるJリーグの位置。大きな差はないとはいえ韓国、サウジアラビアのリーグよりも低くランクされているのは悔しい。一昨年はクラブW杯で鹿島が決勝に進出し、王者レアル・マドリードを相手に好勝負を見せた。昨年は浦和がアジアチャンピオンズリーグを制した。Jリーグのクラブもしっかり準備をして試合に臨めばアジアでもトップになれるし、世界の強豪とも対等の試合ができるのだ。そこまでレベルが上がっているのだが、リーグ上位のクラブが揃って勝ち残れるところまでは行っていない。世界リーグランキングの順位はJリーグのそうした現状を表わしているともいえる。
これまで順調に成長してきたが、25周年の節目を機に関係者や選手たちは改めてリーグ現在地を見つめ直し、さらなるレベルアップへのチャレンジをしてほしいものだ。
https://diamond.jp/articles/-/157572?page=3引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1548928228
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Source: フットボール速報