F・トーレス、大久保嘉人と対談!点取り屋の哲学を語り合う!もつ鍋屋に行く約束も(関連まとめ)
- By :
- Category : サッカー情報まとめ
同世代の2人が語る「点取り屋の哲学」
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201902200003-spnavi
約20年間のプロキャリアで通算250ゴール前後という超越した数字を残している30代半ばのストライカー。フェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)と大久保嘉人(ジュビロ磐田)にはそんな共通点がある。2018年はともにシーズン途中に新天地に赴き、守備重視の戦術への適応に苦しみ、最後までJ1残留争いに巻き込まれたという点も一緒。それだけに、19年シーズンにかける意気込みはすさまじいものがある。
昨季のリーグ戦ではそれぞれ3点、5点にとどまったトーレスと大久保だが、今季は本来の研ぎ澄まされた得点センスを遺憾なく発揮し、ゴールを量産してくれるはず。とりわけ、大久保には残り16点まで近づいているJ1通算200ゴールという偉業達成への大きな期待が寄せられる。高いレベルの経験が豊富な彼らが両クラブ躍進のキーマンになるのは間違いないだろう。
スペインでも同時期にプレーしていたことがある2人が顔を合わせ、当時のことや今季のJリーグ、点取り屋の矜持(きょうじ)などについて熱く意見を交わした。(取材:2月14日)
トーレス「今年はより良い試合ができる」
――大久保選手が05年〜06年夏の1年半、マジョルカでプレーしていたことを、トーレス選手はご存知ですか?
大久保 絶対、知らないって。恥ずかしい(笑)。
トーレス もちろん、知っています。大久保選手のプレーも見ました。スペインリーグで日本の選手は常にいいプレーをするので、能力はよく分かっています。
大久保 ありがとうございます。
トーレス マジョルカは今、2部にいますけど、非常にいい街ですね。
大久保 街、ホント最高っすね。
トーレス 今年から鳥栖の監督になったルイス・カレーラスはマジョルカで選手として活躍していました。監督もやりましたよ。
大久保 ああ、そうなんですね。僕の方はトーレス選手のことはもちろん見てましたよ(笑)。アトレチコ(・マドリッド)でメチャクチャ点取ってるし、顔もカッコいいし、人気がありましたよね。スペイン代表での活躍もすごかったし。
――お互いにどんな選手だと感じていますか? 大久保選手はダビド・ビジャ選手(ヴィッセル神戸)に近いタイプでは?
大久保 恥ずかしい。ビジャと一緒にしたらダメだって(苦笑)。
トーレス ビジャと比べられること自体、すごくいいことじゃないですか(笑)。
大久保 申し訳ない(苦笑)。
トーレス 僕は大久保選手がJリーグでたくさん試合に出て、ゴールを挙げていることも知っています。大久保選手のプレーを見ることによって、自分が日本でどうすればいいのかということも学んでいけると思いますね。
大久保 トーレス選手はみんな知ってると思いますけれど、スピードがあってゴールもできる。あれだけ世界的な舞台で高いレベルの経験をしてきた選手が来てくれるのは、日本サッカーにとって素晴らしい成長につながるとも思う。彼の経験を吸収できることを本当にありがたく感じます。
トーレス 僕が鳥栖に来てからいつも言っていることですけれど、日本の選手は非常にクオリティが高くて、素晴らしい選手ばかり。そういう能力がピッチ上でもっと出てくれば、チームも良くなると思いますよ。
大久保 僕から見ると、トーレス選手が前にいるだけで脅威になるのは確か。どのチームも嫌でしょう。ただ、日本という違った国で慣れるまでは大変だったのかな。今シーズンはたくさん、点を取る姿を見たいです。
――トーレス選手ほどの経験があっても、異国での適応というのは大変でしたか?
トーレス 昨年は残留か降格かというチーム状況が、まず非常に難しかった。ディフェンシブなやり方だったのも難易度を高めましたね。でも今季から新しい監督が来て、より攻撃的なサッカーをすることにフォーカスしているので、攻撃する機会、得点チャンスも増えるはず。間違いなく、より良い試合ができると思いますよ。
大久保 それは僕も同じでしたね。途中から磐田に加入して、同じ立ち位置にいて、ディフェンシブな戦いをしていたので非常に難しかったなと。今年は攻撃的になっているので、ちょっと楽しみですね。
大久保「どうしたらFWにボールを集められるか」
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201902200003-spnavi?p=2
――今季の具体的な目標はありますか?
トーレス 数字は言わないです。チームが機能して、内容的にも良くなれば、自然とゴールはできると思います。守備ばかりやっていたらボールは来ないですし。鳥栖にとっても今季は変化のシーズン。新しいものをたくさん取り入れているので、目の前の試合に一つひとつ集中していくことが大事です。
大久保 自分も特別な数字は設定してないけれど、より多く点を取りたいですね。去年の5点というのは、あまり試合に出なかったから。磐田に行ってからは中盤をやっていたので、難しいものがありました。今年は攻撃的に行くので、期待していてください(笑)。
――2人の点取り屋としての哲学は?
トーレス 自分はFWなので攻撃が好きだし、点を決めることももちろん好きです。ただ、それ以上に、数多くのボールが自分に来る必要があるという意識が強いですね。
ひとつ例を挙げていいですか。(質問者のボールペンを取って)ノートに名前を書いてもらってもいいですか。
――ペンがない……。
トーレス それで分かりましたか。名前を書こうにもペンがないから書けませんよね。そういうことなんです(笑)。FWはボールが来なければ何もできないですよ。
大久保 素晴らしい(笑)。
トーレス いい動きをして、いろいろなところに動いたとしても、ボールが来なかったら何の意味もない。
大久保 ホント、一緒ですね。昨年はゴール前に入ってDFと駆け引きしていてもボールが来ないことが多くて、1回もシュートを打てないことが多かった。ボールが来れば点を取れるということはもう証明しきっているので、どうしたら僕らFWにボールを集められるかという形でやってくれれば、チームは間違いなく助かると思う。今年はそう仕向けられるように努めなければいけないですね。
――お互いに聞いてみたいことは?
大久保 僕、福岡県出身なんですけど、(隣接する)鳥栖の町はマドリッドと違って田舎ですよね(笑)。生活はどうですか? あそこにおったら目立つよね?
トーレス 何の問題もないです。スペインより全然、落ち着いた生活ができますよ。
大久保 中洲にはよく行く?
トーレス そうですね。ちょっと食事するくらいかな。ヤキニクとか。
大久保 もつ鍋は食べてない?
トーレス それはまだ食べていないです。明日行こうかな(笑)。
大久保 今度、一緒に行きましょう。
トーレス ぜひ。奢ります(笑)。
大久保 お願いします(笑)。
――最後に今季の抱負をお願いします。
トーレス 先ほども言った通り、本当に直近の1試合1試合に全力を尽くすことですね。そしてサッカーを楽しむことを、今年は考えていきたいと思っています。
大久保 本当に昨年は苦しかったので、今年はチームとして点を取って喜ぶことができればいい。順位もできるだけ上に行けるように頑張ります。
☆砂岩魂サガントス第681幕☆
http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/soccer/1550783639/
Source: カルチョまとめブログ