- 1 名前:Egg ★:2019/02/25(月) 19:01:29.54 ID:llAEbQXq9.net
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■部活動で経験した“明確な上下関係”で気づいたこと
しかし現実は甘くない。クラブユースと一線を画する部活動には明確な上下関係が存在する。高校1年生は全体練習に混ざるどころかグラウンドの隅でボール拾いをするのが仕事だった。
昼休みには汚れたボールを磨き、雨が降った日はスポンジを使ってグラウンドに溜まった水を吸い取る。試合出場はおろか練習すらできない、完全なる下積み時代を過ごしたというわけだ。「マリノスのジュニアユースは人工芝のグラウンドで練習していたし、綺麗なボールに空気がしっかり入っていた。みんながサッカーをやるために集まっていたから、先輩・後輩という意識はあっても、必要以上に上下関係はなかった。
だから高校サッカーの世界に足を踏み入れてみてカルチャーショックを受けた部分はある。でも中学時代に一度犯した過ちを繰り返さないようにという思いが強かった」また考えた。ボールを蹴るためにはどうするか。いつならば練習できるのか。サッカーが上手くなるためには、どうしたらいいのか。
出した結論が「朝練」だった。当時のサッカー部には朝練がなく、放課後の練習のみだった。そこで中村はグラウンドを自由に使える授業前の時間に目をつけた。眠い目をこすりながらも朝6時台の電車に乗り、広いグラウンドで思う存分ボールを蹴った。当時、朝練を行っていた部員は中村を含めて3~4名ほど。顧問の先生もコーチもいないが、それは大きな問題ではなかった。
自分自身と向き合い、1時間足らずの練習時間に没頭した。「誰かが褒めてくれるわけではない。1年生の自分が練習するには朝練しかなかったということ。全体練習後も自主練習はできたけど、遅い時間になると照明を落とされてしまうから。
朝なら自分が早く登校したぶんだけボールに長く触れられる。高校2年生の先輩とひたすら1対1の練習をしていた」仮に、朝練が禁止されていたら? こんな質問にもまったく意を介さない。
「また考えただろうね。何か方法はあるはずだから。そこで諦めてしまうのは簡単だし、ふて腐れても意味がない。環境は大事だけど、一番大事なのは選手本人だから」■40歳の今なお生きる習慣…“気づいて、考えて、行動する”
自身が過ごした中学・高校時代から20年以上の月日が流れた。その間に日本代表はワールドカップに6度出場し、欧州のトップリーグで活躍する日本人選手が普通にいる。
高校卒業後にJリーグではなく海を渡ってプロになるケースすらある。「自分の頃の時代と違い、今は指導者ライセンスの制度が整っている。だからクラブと部活で指導者のレベルはほとんど変わらない。ただ、日本サッカー界にはさまざまな変化が起きた。
プロになることが目的ではなく、その先のワールドカップや欧州トップリーグという目標を立てられる時代になった。選手の目線が高くなったことは、指導者にも大きな影響を与えているはず」クラブ育ちも部活動育ちも、そして指導者も、視線はより高みへ。そんな時代になりつつある。
もちろん最後は選手次第。足りないものに気づくことも大切な能力のひとつなのだから。桐光学園への進学を振り返り「後悔は一切ないし、自分が学ぶことや気づくことがたくさんあった」と頷く。中村なりの答えはある。しかし、万人にとっての正解はない。
2/25(月) 16:03配信 THE ANSWER
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190225-00052892-theanswer-socc&p=1引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1551088889
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Source: フットボール速報