南野拓実、代表2試合連続ゴール!病魔と闘う戦友の前で新世代エース誕生!「代表に定着したい」
- By : Kaskas55
- Category : 海外サッカー日本人選手
新エース候補のMF南野拓実(23=ザルツブルク)が代表2試合連続ゴールを決めた。日本(FIFAランク54位)はパナマ(同70位)と初対戦し、前半42分に南野が左足で先制点を奪うなど3-0で完勝。オーストリア1部で5連覇中の強豪で活躍する南野は、森保一監督(50)の初陣となった9月のコスタリカ戦に続くゴールで2連勝を呼び込んだ。日本は16日に埼玉でワールドカップ(W杯)8強のウルグアイ(同5位)と対戦する。
これが新エース候補の力だ。南野は前半42分、青山の縦パスを受け、DFのマークにあいながらも体の強さを見せて倒れずにターン。ゴールに向かってGKとの1対1も落ち着いて左足でゴールへ流し込んだ。
「ターンは狙い通り。スペースもあったし、前を向くことが今日は必要やなと思っていた。シュートも余裕を持って打てた」。森保ジャパン2連勝の流れを作る先制点に、両手を突き上げて喜びを爆発。国際Aマッチ4試合目で、初得点を刻んだ9月のコスタリカ戦に続くゴールを決めた。
約3年ぶりに代表復帰したコスタリカ戦を経験し「代表に定着したい」と、より貪欲になった。そのために5季目のザルツブルクで結果を残すこと。オーストリアリーグでは今季、ここまで9試合2得点で開幕10連勝に貢献。屈強な欧州選手らを相手に174センチの体でもフィジカル勝負では譲らず、公式戦では計5得点で9月以降は先発4試合で4得点と絶好調。一方で「大事にしているのは目の前の練習、試合だけに集中すること」と平常心は忘れなかった。
戦友の存在も原動力になった。この日、11年U-17W杯メンバーのDF早川史哉(24=新潟)が観戦に訪れた。16年に急性白血病に倒れた早川は同11月に骨髄移植手術を受け、現在は練習に復帰。友が病魔と闘う姿に、南野は「史哉が頑張っているから俺も頑張れる」と力をもらった。9、11日には練習場を訪問した早川と再会。南野は「あいつのためにゴールしたいなと思っていたから決められて良かった」。友情の深さを結果で示し、早川も「拓実なら決めてくれると思っていた」と喜んだ。
この日はセットプレーのキッカーも任された。2試合連続の先発で前回は2トップの一角、今回はトップ下と攻撃での柔軟性を示した。「いいアピールを表現できた。でも次が強豪(のウルグアイ)。出ることがあれば、そこで結果を残したい」。23歳の成長曲線は先が見えないほどの可能性を秘めている。9番を背負う南野の背中はまた一段と大きくなった。【小杉舞】
◆監督初陣から2戦連発 93年のJリーグ発足以降で2戦以上連発は過去2人いた。岡田武史(97年)体制での呂比須ワグナーが3戦連発、ハリルホジッチ(15年)体制での岡崎慎司が3戦連発。それに続き、南野と伊東がそろって達成した。「アベック」での達成は初めて。なお初陣からの最長記録は釜本邦茂の4戦連発で、長沼健(72年)、二宮寛(76年)体制時に達成している。
<南野拓実(みなみの・たくみ)アラカルト>
▼生まれ 1995年(平7)1月16日、大阪・泉佐野市。174センチ、67キロ。家族は両親と兄。
▼C大阪育ち C大阪ユース時代の12年11月17日大宮戦に17歳でJリーグデビュー。トップ昇格の13年3月2日新潟戦でクラブ史上初の高卒新人で開幕先発。13年はJリーグベストヤングプレーヤー賞受賞。俳優岡田将生に似たイケメンで当時から人気者に。
▼欧州移籍 15年1月にオーストリア1部ザルツブルク移籍。5年目の今季は第10節を終え、9試合2得点で開幕10連勝に貢献。
▼代表 各年代の代表に選ばれ、14年W杯ブラジル大会予備登録メンバー、16年リオデジャネイロ・オリンピック代表。日本代表はハリルホジッチ体制の15年10月13日イラン戦でデビュー、通算4試合2得点。
▼趣味 読書。
10/13(土) 7:51配信 日刊スポーツ
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Source: 海外サッカー日本人選手速報 WORLD SAMURAI