欧州CLの各国出場枠はUEFA協会係数ランキングによって決まり、上位10か国に自動出場枠が与えられる。スコットランドはこれまでトップ10に入っていた。しかし11日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)・フィオレンティーナ戦でビクトリア・プルゼニ(チェコ)が引き分けてポイントを獲得したことで、チェコがスコットランドを逆転して10位に浮上。スコットランド勢は今季の欧州カップ戦で全滅していてポイントを加算できないことから、トップ10の圏外へ転落することが決まった。

　これにより、これまでスコットランドリーグ王者が獲得していた欧州CLへの自動出場権が消滅し、来季の王者は25-26シーズンCLプレーオフ出場権を得ることになる。

　その一方、レンジャーズには本戦自動出場権獲得のチャンスが残っている。来季国内リーグを優勝すると、CL予選の出場チーム内でUEFAクラブ係数ポイントが最多となる見込み。その上で24-25シーズンのCL王者が国内大会の成績で25-26シーズンのCL出場権を獲得した場合、前年度王者枠は予選出場チームの同ポイント最多クラブに回るため、レンジャーズは本大会からの出場となるのだ。セルティックは同ポイントで他クラブより劣るため、来季のスコットランドリーグで優勝しても前年度王者枠が回ってくることはなく、予選からの参加となる。