レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴに対し、マンチェスター・シティが関心を寄せているようだ。30日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　現在23歳のロドリゴは母国の名門サントスの下部組織出身で、2017年夏にトップチーム昇格を果たし、2年後にレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。初年度からコンスタントに出番を得ると、ここまで公式戦通算215試合に出場し54ゴール41アシストを記録。在籍5年目の今シーズンはラ・リーガで自身初の二桁ゴールをマークしたほか、チャンピオンズリーグ（CL）やコパ・デル・レイでも多くの得点に絡んだ。

　ロドリゴが所属するレアル・マドリードを巡っては、6月末でパリ・サンジェルマン（PSG）との現行契約が満了となるフランス代表FWキリアン・エンバペの加入が濃厚と報じられている。『マルカ』によると、同選手の加入で前線の定位置争いの激化が予想されることから、現在複数のメガクラブが同クラブの“既存戦力”の獲得に興味を示しているとのこと。マンチェスター・シティもそのうちの一つであり、左右のウイング（WG）を主戦場とするロドリゴの動向を注視しているようだ。

　なお、レアル・マドリードとの現行契約を2028年6月末まで残しているロドリゴは現地時間29日に自身の公式X（@RodrygoGoes）で「僕はレアル・マドリードでとても幸せだ。毎日夢を見ているようだし、ここを離れることなんて考えていないよ」と投稿。クラブへの忠誠と残留の意思を強調している。また、『マルカ』によると、レアル・マドリードのスタッフ陣や上層部も現時点で同選手の売却は考えていないという。

　果たしてマンチェスター・シティはロドリゴ獲得に向けて具体的なアクションを起こすのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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