２季連続でマンチェスターＣとの優勝争いを演じたアーセナルが、来季の悲願のプレミア優勝を目指した補強で注目されている。英紙「デイリー・ミラー」の報道によると、アーセナルはボローニャ所属のイタリア代表ＤＦリッカルド・カラフィオーリ（２２）獲得に動いており、また課題のストライカー補強のため、ナポリ所属のナイジェリア代表ＦＷビクター・オシムヘンの獲得も目指しているという。

しかしこの両名の獲得には資金を確保する必要性がある。今季はエバートンとノッティンガム・フォレストの２クラブがプレミアリーグのファイナンシャル・フェアー・プレーに当たる『Ｐ＆Ｓルール』に違反して勝ち点剥奪処分を科され、１１５件の違反で起訴されたマンチェスターＣは今秋に厳しい査問委員会に直面する。こうしてプレミアリーグの引き締めが厳しくなる中、アーセナルもルールに抵触しない補強がマストとなる。

そこで現在フランス代表チームのレギュラーとしてユーロ２０２４で活躍するウィリアン・サリバの売却が浮上。３４歳となったナチョが今季限りでＲマドリードを去り、サウジプロリーグに移籍。その後継者としてアーセナルの絶対的レギュラーに成長した２３歳フランス代表ＤＦに白羽の矢が立ったという。

また母国フランスの強豪パリＳＧもサリバ獲得に始動。「ミラー」紙は欧州の２大クラブがフランス代表ＤＦの引き抜きに動くという状況が生まれたことで、大金を要するフォワード補強が不可欠なアーセナルが資金確保のために「フランス代表ＤＦを売却する可能性もある」と報じている。（英通信員・森　昌利）

【Gunners】 Arsenal F.C.【part2342】
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