トルコ代表に激震…UEFAがデミラルの2試合出場停止を正式発表 ゴールパフォが極右グループのジェスチャー疑惑
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デミラルは今月2日のEURO決勝トーナメント1回戦・オーストリア戦で2得点の活躍を見せ、準々決勝進出に貢献。ゴール時に両手を影絵の狐のような形にして高く挙げたが、これがトルコの極右過激派グループを示すジェスチャーではないかと物議を醸していた。
そうしたなかUEFAは「スポーツとは関係ない目的のためにスポーツイベントを利用し、サッカー競技の評判を落とした」とし、デミラルがオーストリア戦でUEFAの規則に違反したと判断した。今回の決定を受けてトルコは6日の準々決勝・オランダ戦と、勝ち進んだ場合は10日の準決勝でデミラルを欠くことになる。
デミラルはここまでの全4試合に出場しており、2試合連続でフル出場中だった。
ゲキサカ
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トルコ大統領も激しく非難。“狼の敬礼”デミラルの出場停止処分が物議。英メディアは「外交問題に発展する恐れ」と懸念【EURO】
https://news.yahoo.co.jp/articles/6636399f3cf10f703f81acae57769a6541d74625
トルコ代表のメリフ・デミラルへの出場停止処分が波紋を広げている。
ドイツで開催されているEURO2024のラウンド16で、トルコはオーストリアと対戦し、2-1で勝利。2ゴールを挙げたデミラルが勝利の立役者に。
だが、この試合でのセレブレーションが問題視された。イギリスメディア『Mirror』によると、デミラルは試合後に「狼の敬礼」を披露。これは、トルコの与党連合である国民運動党と密接な関係にあるトルコの極右超国家主義政治運動「灰色の狼」によって使用されているものだという。
UEFA(欧州サッカー連盟)は一線を越えたとして、即座に2試合の出場停止処分をくだす。UEFAは声明で「行動規範に従わなかったこと、礼儀正しい行動の基本ルールに違反したこと、スポーツイベントを非スポーツ的な行為に利用したこと、そしてサッカーというスポーツの評判を落としたこと」が処分の理由だと発表した。
ただ、『Mirror』は「狼の敬礼」に関して、「トルコ国内の他の人々は、これは単にトルコとトルコ人としての誇りの象徴に過ぎないと主張しており、デミラルもそれが自分の意図だったと述べている」と記す。
また同メディアは、「外交問題に発展する恐れがある」と懸念を示し、トルコ側の反応を次のように報じる。
「トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ベルリンで行なわれる準々決勝を観戦するために予定をキャンセル。大統領とトルコ外務省は今回の処分を外国人排斥と呼び、『一部の欧州諸国で外国人に対する偏見の傾向が高まっている』ことを示しているとして激しく非難した」
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督も「我々はこの禁止措置は不当だと考えている。これは政治的なジェスチャーではない。そのように解釈されたが、正しく理解されていなかっただけだ」と不満を述べる。
もっとも、この一件が逆にトルコの士気を高めることになるかもしれない。指揮官は続ける。
「しかし、これによってトルコの誇りが損なわれることはない。実際、私たちはもっと情熱的になり、さらに誇りを持ち、全員が強い意欲を持つようになると確信している」
より奮起するトルコは勝ち進むことができるか。4強入りを懸けて現地6日にオランダと激突する。
Source: カルチョまとめブログ