B組1位で勝ち上がったモロッコとA組2位の米国がぶつかった準々決勝は、モロッコが米国を4－0で下し、初の4強入りを決めた。

　序盤から優勢を保ったモロッコは、前半27分にゴール前の競り合いでFWスフィアヌ・ラヒミが倒されてPKを獲得。同29分にこれをラヒミが自らゴール左に流し込んで先制した。

　米国は劣勢の中でも後半14分に決定機を作ったが、DFマイルズ・ロビンソンのシュートはゴール右に外れ、ゴールならず。ビッグチャンスを逃すと、モロッコにさらに勢いを与えることになった。

　モロッコは同18分、左サイドを持ち込んだMFアブデ・エザルズリからのラストパスをゴール前に走り込んだMFイリアス・アホマシュがダイレクトで合わせて2点目。同25分には前半から再三果敢な突破を見せていたDFアシュラフ・ハキミが、ハーフウエーライン付近での空中戦の競り合いからそのままドリブルで前進し、最後は左足でゴール右に流し込んだ。

　さらに終了間際にはモロッコが再びPKを獲得。ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）でのチェックの末に、アホマシュのシュートがDFの手に当たったと判定されると、これを途中出場のFWメヘディ・マウフブがゴール左に決めた。

　終始米国を攻守で圧倒したモロッコが、一番乗りで4強入りを決めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/17d17c91d6e59456f68460f22425bf2ec1f0fda5