イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、今夏の移籍期間で日本代表DF冨安健洋（25）を売却する可能性があると、英サッカーサイトのフットボール・トランスファーが13日までに報じた。

同サイトは「適切なオファーが届けば、アーセナルは夏の移籍期間で冨安の売却を考える可能性がある」と指摘。サウジアラビアのクラブのほか、古巣のイタリア１部ボローニャも獲得を希望していたという。
ボローニャについては、アーセナルへの加入が決まったイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ（22）の移籍交渉の際に、トレードとして冨安を譲渡するオプションも議題に上がったという。

　しかしフットボール・トランスファーは「カラフィオーリの移籍金の半分は、彼の前所属先であるスイス１部FCバーゼルに渡る契約になっていたため、冨安との交換トレードは実現しなかった」とし、冨安が今夏の移籍期間にアーセナルを離れる可能性があったと伝えた。

膝の怪我で離脱中の冨安について、ミケル・アルテタ監督は「数週間かかる」とし、復帰が8月下旬になる見通しを述べているが、同サイトは復帰が9月になる見通しと報じた。
さらに、「冨安の獲得を希望するクラブにとって障害になるのは、彼が怪我でさらに1ケ月プレーできないこと。冨安の故障歴はアーセナルのファンにとって悲観的なもので、将来について疑問符が付き始めた理由のひとつ。フィットネスの問題は、将来有望なキャリアの妨げになっている」と指摘。
続けて、「カラフィオーリの加入で、アーセナルはDFをひとり放出しようとしている。アーセナルでの彼の時間は終わるかもしれない」とし、冨安の状況が厳しくなっていると報じた。

https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2024/08/15/kiji/20240815s00002000272000c.html