この試合に３－４－２－１の２シャドーの一角で先発した鈴木は、１―１で迎えた52分、カウンターから左足の鋭いシュートを突き刺して勝ち越しゴールを奪う。さらにその９分後にも、味方の浮き球パスに抜け出して右足でネットを揺らしてみせた。

　デンマークメディア『Tipsbladet』は、２ゴールの活躍をみせた日本人アタッカーに採点記事でチーム最高タイの「６点」を与え、次のように絶賛した。

「スピードある日本人がスタジアムを沸かせた。彼はボールの扱いが上手で、チャンスをものにし、２度のカウンターアタックでゴールを決めた。特に２点目は信じられないほどクレバーな走りで、相手の守備陣全員を欺いた。味方とのコンビネーションは天才的だ」

　首位チーム撃破に大きく貢献した鈴木は、これでリーグ戦でのゴール数を５に伸ばした。