投資目的で飲食業などの店舗を構えるプロ選手はいるが、金森はオフシーズン中「可能な限り店頭に立って接客したい」と言う。現役Jリーガーがラーメン店主との二足のわらじを決断した理由を尋ねた。
金森は福岡市内の実家が製麺所だ。幼少期は祖父母宅で、よく遊びに行っていた。「おじいちゃんが朝4時に起きて、製麺の機械が動く音で目が覚めていた。麺をまとめる作業や、配達も手伝っていた」。Jリーガーになる夢を抱く一方、ラーメン店の経営にも興味を持っていた。
福岡・筑陽学園高から2013年に当時J2のアビスパ福岡でプロデビュー。17年から鹿島や鳥栖を渡り歩き、21年にJ1復帰したアビスパに帰ってきた。今季もJ1リーグ27試合に出場し、1得点。主力として活躍する一方で、「博多のプリンス」と呼ばれてきた男は30歳になった。
「セカンドキャリアを意識する年齢になってきて、辞めてから考えるのでは遅いな、と。社会の中で人との関わり方などを学べる良い機会とも思った」。今年のJリーグ開幕前からビジネスのノウハウを学びつつ、以前から親交のあった「らーめんはや川」を展開する谷口信さんに何度も頼み込み、フランチャイズ契約を結んだ。
接客業にした理由はもう一つ。「福岡に帰ってきて、やっぱり福岡が好きだなと思ったのが一番。地域の方とたくさん関わるチャンスだと思った」。プレオープンした13日は正午の開店から店頭に立った。15日までのプレオープン期間だけでなく、19日の本格オープン・・・
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