今季初めてJ1に挑むファジアーノ岡山は11日、岡山市内で新体制発表会見を行い、J1定着と将来的な専用スタジアム構想を発表した。元日本代表MF江坂らが加入したシーズンに、
就任4年目の木山監督は「到達したことのないチーム力に引き上げることにフォーカスして、どこまでいけるかチャレンジしたい」と意気込んだ。

会見では森井社長が、専用スタジアム構想を進める意向を発表した。J1昇格で約6500枚のシーズンパスが初めて完売する盛況ぶりだが、本拠地シティライトスタジアムの収容上限は1万5500人。
J1基準をわずか500人上回るだけで限界もある。今季はチケット不足が多発するとみられ、森井社長は「『見たくても見られない』は健全ではない。解消したい」。06年制定のクラブ30年計画に専用スタジアム構想が入っており、J1昇格を機に加速させることを表明。
4年前に作成していたイメージ図を初披露。臨場感ある雰囲気の画像に、サポーターから歓声が上がった。

J2だった24年のクラブ予算は約20億円で、J1に当てはめると最低規模だったが、今季は30億円を突破する見込み。J1定着とさらなる成長のため、岡山は新聖地建設にまい進する。【永田淳】

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