観衆の前でのサプライズ発表になった。「今年の夏からデンマークのブレンビーで頑張ります」。FW内野航太郎(3年=横浜FMユース)は試合後、正々堂々と宣言した。
「小井土さんとも昨日話して、合意しているのは事実なので、言っていいんじゃないかということになりました」(内野)。そして小井土正亮監督も「両者で合意したということは事実です」と認めた。
今夏からの海外挑戦を決めた。現在筑波大3年生の内野だが、少なくとも国内の5クラブが正式オファーを出し、海外の4、5クラブを加えた大争奪戦になっていた。
その中で今年3月に10日間ほどの日程で練習に参加したデンマーク1部のブレンビーに好感触を持っていた。そして国内なら高校時代までを過ごした横浜F・マリノス、海外ならブレンビーに絞って、熟考を重ねてきた。
「有難いことに選択肢が多かった。国内ならマリノスに絞っていたのは本当で、その中でブレンビーに挑戦しようと5月末に決めました」。デンマークには浅からぬ縁を感じていた。「思い入れのある街です」。横浜FMジュニアユースに在籍した中学2年生の時に初めて海外遠征を行った場所が首都のコペンハーゲンだった。
ただ決め手となったのは、クラブに「明確なビジョンが持てた」ことだった。ブレンビーからは今夏の移籍で、日本代表FW鈴木唯人がドイツ1部のフライブルクに移ることが決まった。「日本では知られていないかもしれないけど、5大リーグにステップアップしている選手が多いクラブ。5大リーグに行けるという明確なビジョンが持てたことが決断のひとつの理由になりました」。
なにより一番は早く日本代表になって活躍したい思いがあるという。「早くA代表になりたい。A代・・・
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