来年の北中米ワールドカップに向けてアメリカ遠征を行なったサッカー日本代表。DF陣にケガ人が多く、ベストメンバーを組めない難しさがあったとはいえ、メキシコ、アメリカ相手に1分け1敗、しかも無得点と、期待外れな結果に終わった。ご意見番のセルジオ越後氏はその戦いぶりをどう見た?
【最大の収穫は、選手層の薄さがわかったこと】
カタールワールドカップからの3年間、いったい何をしてきたのか、というのが率直な感想だ。アジアでは勝てても、相手のレベルが上がると勝ちきれないね。
初戦のメキシコ戦(△0-0)の前半、日本は前線からのハイプレスでペースをつかんだ。ボールをしっかりつなごうとしていたメキシコは明らかに戸惑っていた。狙いは悪くなかったと思う。でも、結果的には、その元気な時間帯に得点を奪えなかったのが痛かった。
後半に入り、だんだん運動量が落ちてプレスがきかなくなると、逆にメキシコペースになり、何度か危ない場面をつくられた。当たり前だけど、プレスを90分間かけ続けるのは無理。ペース配分、流れを変える選手交代などもう少し工夫がほしかった。
続くアメリカ戦(●0-2)は、メンバー11人全員を入れ替えて臨んだからか、前からのプレスがメキシコ戦のようにハマらず、ロングボールとドリブルで勝負する相手にいいようにやられてしまった。実際、2失点とも日本の右サイドをドリブルで崩された形だった。GK大迫敬介の活躍がなければ、5、6点取られてもおかしくなった・・・
続きを読む >>