9月13日に行われたボーンマス対ブライトン戦で、左MFとして先発した三笘は、今季初ゴールを頭で決めた。しかしチームは1-2で敗戦。当然のように試合後の日本代表MFは初ゴールを喜ぶことはなく、ひたすらうなだれていた。
印象的な出来事があったのは試合直後。日本代表とマッチアップした右SBのジェームズ・ヒルが三笘のもとに歩み寄り、笑顔で握手を求めた。三笘の手を握り、互いの健闘を称え合った。
通常ヒルはCBの控え選手である。昨季もリーグ戦の先発が6試合しかないが、前節のトッテナム戦でレギュラー右SBのアダム・スミスが負傷。万能性を買われてヒルが右SBに急遽入り、三笘封じの大役を任された。
振り返ると、三笘はここまでボーンマスを相手に結果を重ねてきた。過去3シーズンの記録は4ゴール、1アシスト。今回もチームを勝利に導く活躍が期待されていた中で、後半にヤンクバ・ミンテのクロスをファーサイドで合わせてネットを揺らした。三笘は「クロスが素晴らしかった」と仲間を称えたが、大外からゴール前に入り、高い打点でヘディングシュートを叩き込んだゴールは、まさに技アリのプレーだった。
対するヒルはこの瞬間、三笘のマークを外した。だが決定的な仕事をさせたのはこの1回だけ。試合の立ち上がりに三笘が積極的にドリブルで仕掛けた場面も、ヒルは腕を上手に使って突破を許さなかった。たしかに、三笘にゴールは奪われた。だがその他の場面では大きな仕事をさせず、チームの勝利に貢献した。こうした安堵感から、ヒルは笑顔で握手を求めたのだろう。
ボーンマスが三笘封じに重きを置いていたのは、ヒルとの交代で20歳DFのアレックス・ヒメネスを投入した際にも見て取れた。
テクニカルエリアで出番を待つヒメネスの首元を、ボーンマスのコーチが思いっきりギュッと掴んで闘魂を注入した。勢いのあまり、思わずよろけるヒメネス。球際での激しいプレーが持ち味のボーンマスらしい気合いの入れ方だったが、そのおかげか、ACミランからレンタル中のヒメネスは三笘にチャンスを与えなかった。
「もうどうでもいいです、そんなことは…」
それにしても、ブライトンのエンジンが一向にかからない。4試合を終えて1勝1分2敗。前節マンチェスター・C戦では逆転勝利を掴んだものの、試合内容は冴えず、今回のボーンマス戦もいいところがなかった。
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Source: サカサカ10【サッカーまとめ速報】

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