ブラジルには過去2分け11敗と一度も勝ったことがない。前線から積極的にプレスをかけてボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けるのがチームの最大の武器だが、プレスを剥がされれば守備が破綻する危険性もはらむ。指揮官は「ブラジルに対して初勝利したい。できるだけの選手がいると思っている」と必勝を期し、戦い方の基本方針を明かした。
「まずはこれまで通りにアグレッシブに戦う、ゴールを目指す、ボールを奪うところから入ってもらいたい」と強調。その上で「試合の流れがあるので、試合の流れに適した戦い方をしたい。やみくもにチャレンジして戦いを挑んでいっても相手は強い。奪えない局面もある。前向き、コンパクトブロックをつくってボールを奪いに行きたい。意図してプレッシャーをかけたい。賢く連動して戦わないといけない」と続けた。
さらに「5―4―1もやります」と両ウイングバックを下げて5バックでブロックを敷くことも想定。「入りは挑む。勝ちたい、相手を上回ろうとする姿勢が伝わるようにやりたい。それが3分なのか、5分なのか、10分なのか、いけるなら90分通してやりたい。そのメリハリは持って戦いたい。(22年)カタール(W杯)の時にドイツ戦はもっとアグレッシブに戦うはずだったが、相手の方が力があると分かった時に入ってすぐに判断して選手は守備からいこうとなった。どっちかに振り切るわけではなく、柔軟にいろんなことをやれる中で、状況に応じて最適のことをやっていきたい」と視線を上げた。
森保監督は18年7月の就任以降、W杯優勝国との対戦成績は4勝2分け1敗と大きく白星が先行。18年W杯カタール大会でもドイツ、スペインを破っている。直近は23年9月のドイツ戦で敵地で4―1で大勝。ブラジルは22年6月の親善試合で0―1で敗れているが「負けないために戦うのではなく、勝つために戦う」と力を込めた。
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Source: サカラボ | サッカーまとめ速報


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